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【第7回】スパイになりきる?地道な情報収集から相場を読むおもしろさ

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情報収集は、相場を読むにあたって、大変重要なことです。

しかし、情報とは「誰が売った・誰が買った・どこに売買オーダーがある」といったものばかりではありません。 しかも、今上げたような情報は、これまでの通常の入手ルートである銀行からは、もはや手に入れることは困難になっています。

2008年のリーマンショック以降、銀行の儲け過ぎが内外で批判され、結局、コンプライアンス(法令遵守)や規制の強化により、銀行から情報は洩れなくなっています。

リーマンショック

2008年9月に、米大手投資銀行であるリーマン・ブラザーズが経営破たんしたことで起きた世界的な経済危機

コンプライアンス

企業活動において社会規範に反することなく、公正・公平に業務遂行すること。近年、厳格に運用されるようになった。


実際に海外では、顧客情報の漏えいによる銀行員の逮捕も現実に起きているほど、厳しくなっています。 そして、それ以前の問題として、顧客の売り買いやオーダーの情報が、今の状況からするとどこまで信憑性(信頼できるか)があるかわかりません。 価値ある情報というものは、実は、もっと地道に探すものなのです。

昔聞いたことなので今はもっとハイテクだろうと思いますが、内閣調査室(日本版CIA)では、一般の新聞や通信社からのニュースを、丹念に収集しているそうです。 記事の切り抜きを、つなぎ合わせていくという地道な情報収集の積み重ねから、探ろうとする案件の全容が見えてくるということです。

相場の世界でも、要人発言(トランプ大統領、習近平首席、パウエルFRB議長などの発言)、経済指標、ニューヨークダウや米国債・原油・金など他のプロダクツ(投資対象)の動向など、一見バラバラに見えるものをつなぎ合わせていくと、相場が見えてきます。

こう言うとファンダメンタルズ分析に限った話だと思われがちですが、テクニカル分析でも同じことが言え、通貨ペア別、期間別にチャートを見ていくと、チャートの動きからも情報収集が可能です。

マーケットのセンチメント(市場心理)がどうなっていて、そのためマーケットのポジションがロング(買い持ち)あるいはショート(売り持ち)に偏っているかを推理し、総合的に相場を見ていくことで、はじめて相場の方向性が見えてくるものだと思います。

イマジネーション(想像)を膨らませるためには、ゲーム感覚(要は、楽しんでやる)という遊びの要素を加えることも大切なことだと思います。

自分がスパイになったつもりで情報収集し、相場を読むと思えば、結構面白さが湧いてくるものです。 密かに諜報活動をすると思って、「ミッション・インポッシブル」のテーマ曲が頭の中を巡ってきたら、もう止められません。

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