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トルコリラはスワップ運用向き!賢い運用のための注意点とは

トルコリラのスワップポイントで、お金を増やしたいけど損はしたくない…

トルコリラのような高金利通貨はスワップポイントを狙っている人にとって、非常に魅力的に感じますよね。

しかし、初心者にとってはトルコリラのスワップポイントを目的としたトレードは大きなリスクが伴います

では、トルコリラでスワップ運用するにはどうしたらよいのでしょうか?

本記事では、その方法を詳しく解説していきます。

記事のまとめ

  • トルコリラの特徴は、政策金利の高い通貨の中で高水準のスワップポイントが期待できること
  • しかしトルコリラは価格変動しやすく、初心者はこの価格変動にうまく対応できないことが多いため大きな損失を出してしまうことも多い
  • また、高レバレッジをかけるとロスカットによるスワップポイント以上の損失を出すリスクがある
  • 相場観が分かるまではレバレッジを3倍程度に
  • 仮に大幅な価格変動があったとしても、低レバレッジであれば耐えることができる

トルコリラのスワップポイント一覧表・8社比較

スワップポイントは、FX取引をした時に国家間の政策金利の調整によって生じる差額を受け取れる仕組みです。 ここでは、日本との金利差が特に大きいトルコのリラ買いによって受け取れるスワップポイントを見ていきます。

⇒スワップポイントについて詳しくはこちら

FX会社 買いスワップ
GMOクリック証券のロゴ 33円
外為どっとコムのロゴ 30円
ヒロセ通商のロゴ 27円
FXプライムのロゴ 10円
みんなのFXのロゴ 56円
外為オンラインのロゴ 5円
マネーパートナーズのロゴ 15円
SBIFXのロゴ 13円

※2020年7月1日時点

トルコリラってどんな通貨?

トルコリライメージ画像

まずは、日本でも「ケバブ」や「トルコ風アイス」で知られている「トルコ共和国」について解説します。

トルコはヨーロッパと中東に挟まれた西アジアに位置する国です。1987年から現在のEUに加盟申請をしているものの、国内の人権問題などが基準を満たしておらず、進展がない状態がずっと続いています。

その微妙な位置関係から、アメリカ・ロシア・中国・EUなどの影響を受けやすいだけでなく、中東に接しているためイスラム国などの危険も間近に迫ってます。そのような外的環境もあり情勢が安定しないことが、地政学リスクとして度々取り上げられています。

2018年8月には、トルコ・ショックと呼ばれる大暴落が発生し、20円前後だったトルコリラが数日で5円(約25%)も下落したことが大きな話題になりました。

そんなトルコの通貨である「トルコリラ」は、世界共有の通貨コードで「TRY」と表記されます。日本でトルコリラを購入しようとすると、トルコリラ円「TRY/JPY」を取引することになります。

知っておきたい!ここ数年の「TRY/JPY」の推移

トルコリライメージ画像

「TRY/JPY」のチャートを見ると、トルコ・ショックでの急落が近年でも特徴的です。約25%程度下落し、一時的にではありますが、16円を割りました

その後「GDPの改善」や「輸入に依存している原油価格の値下がり」また「アメリカとの関係修復」といった要因で多少戻してきましたが、超長期的な視点で考えるとまだ下落トレンドが続いています。

直近のトルコリラのチャートを分析してみると、21円後半~22円前半はトルコショック前のサポートラインレジスタンスラインなので上値は重くなっていると考えられます。また18円後半~19円前半は底値で買いたいトレーダーが買いを狙っているので、サポートラインとして機能する可能性が考えられます。

では、トルコリラでトレード方法を考えた場合には、どういった方法があるのか考えてみましょう。

初心者必見!スワップ運用という観点で見るトルコリラ

【トルコリラの特徴2つ】

  • 政策金利は8.75%と高く、スワップポイント収益が期待できる
  • リスク回避のために低レバレッジでの取引がポイント

トルコリラのリスクを解説

トルコの政策金利は、2020年7月時点では「8.25%」です。これは米国の政策金利0.25%と比較して、非常に高くなっています。またトルコリラと同じく政策金利が高いことで有名な南アフリカランド(3.75%)やメキシコペソ(5.00%)と比較しても、特にスワップポイントが期待できるでしょう。

このような背景からトルコリラは個人の投資家に限定した場合は、スワップ目的で取引されることが特に多い特徴があります。

ただし、トルコリラには相応のリスクがもあります。

例えば「インフレ率の上昇による通貨価値の低下」や「政治・経済の見通し悪化による急落」といった、新興国ならではの政情リスクや外交問題による地政学的リスクがあります。そうしたリスクは、値動きの大きさに反映され、一晩の下落でそれまで貯めたスワップポイント以上の損失を出してしまう可能性もあります。

損はしたくない!トルコリラのリスクへの対処法

解決策としては、他の通貨と同様に「レバレッジを低くする」こと

低レバレッジにすることで、下落による損失を最小限(許容範囲)にしながら、ロスカットされづらい(逆指値・ロスカットレートまで値幅がある状態で)運用ができるため、想定外の大損になる可能性を下げられます。

例えば、10万トルコリラの買いポジションを保有していれば、毎日およそ1,000円のスワップポイントが得られます(月間では約3万円、年間だと約36万円になる)。

このとき、ハイレバレッジの25倍だと少しの下落でもロスカットされてしまいますが、証拠金維持率に余裕を持たせて低レバレッジの1~5倍ほどにすれば、ある程度は相場が逆行しても含み損の状態で耐えることができます。

では、実際に「スワップポイント狙い」でトルコリラを長期保有すると、どうなるのかを試算して紹介します。

スワップポイントの試算・比較をしてみた!初期投資にはいくら必要?

計算方法は、以下の条件を用いることにします。

  • 1トルコリラ=21円
  • スワップポイントは1日120円/1万通貨
  • トルコリラの年間変動幅を10円(1年間で最大5円の下落を想定)
  • 必要証拠金8000円/1万通貨
  • ロスカット基準が証拠金維持率80%

(年間変動幅とは、1年間でトルコリラが動く上値と下値の幅です。つまり今回は16円〜26円の幅でトルコリラが動くと想定します。トルコショック時に5円ほど下落したため、トルコショックに耐えうる運用状態を想定していますがあくまで想定ですので、予想以上の下落が起こる可能性を否定するものではありません。)

年間スワップポイント 10万円 25万円 50万円 100万円
Lot数 約2.3万通貨 約5.7万通貨 約11.4万通貨 約22.8万通貨
レバレッジ 3.72倍
必要資金* 129,720円 321,480円 642,960円 1,285,920円

*(5円の下落でロスカットされない初期投資額)

上の試算から、トルコショック並み(−5円)の下落を想定した場合、得たいスワップポイントの約1.3倍程度の初期投資が必要になってきます。これはレバレッジをもっと高くすることにより、初期投資の金額を下げることもできますが、その分ロスカットのリスクも大きくなることを意味します。

トルコリラの値下がりによるロスカットリスクについて考えてみましょう。

例えば年間50万円のスワップポイントを狙って、11.4万トルコリラを購入したとします。その場合、21円→16円と5円下落した時の含み損は、約570,000円になります。つまり1年以内にロスカットをされてしまうと、累積スワップポイントも50万円になる前に大きな損失を出してしまうことになりかねません。このように、ロスカットリスクや通常の為替差損には注意が必要です。

(上記のスワップポイント計算は、あくまで1年間一定の状況で推移した場合を仮定しています。スワップポイントは、「短期金利の動き」や「FX会社の設定」によって変動する可能性があります。)

レバレッジのかけすぎには注意!リスクを抑えた運用方法

初期投資を小さくおさえられる、高レバレッジ運用に魅力を感じる方は多いでしょう。しかし前の章で説明したように、安易に手を出すと為替差損で大損する危険性があるので注意しましょう。

FXでは「新興国通貨の激しい値動き」や「政治・経済的リスクが原因の急落」による損失を回避することが継続的にトレードする上で重要です。状況の見通しが立てられないうちは、1~3倍ほどの低レバレッジで運用することでトレードのリスクをある程度は抑えることができるでしょう。

では、高レバレッジでの運用はどのくらいの損失が出る可能性があるのでしょう。仮の数字ですが、試算の結果を見てみましょう。

例えば、レバレッジ10倍で取引した場合で考えてみましょう。

1トルコリラ=20円のときロットは50万通貨で買いポジションを保有するとします(1日のスワップポイントは6,000円)。

その時、レバレッジを10倍と想定すると自分の取引口座には100万円入っていることになります。

また必要証拠金が1万通貨あたり8000円で、ロスカット基準となる証拠金維持率を80%に設定して考えてみます。

その場合、ロスカット基準は下記の計算式で出すことができます。

8000(1万通貨あたり)×50(万通貨)×0.8(証拠金維持率)=320,000

つまり初期投資額として口座に入っている100万円が32万円を下回ると、ロスカットが執行されます

では口座の証拠金が32万円を下回るというのは、どういう状況なのか考えてみます。

320,000 − 1,000,000 = -720,000
(72万の含み損が出た時に、ロスカット基準を下回る)

-720,000 / 500,000(通貨)= -1.44(円)

上の試算から分かるのは、現在20円のトルコリラが1.44円以上下落した時点で、口座の証拠金維持率が80%を下回りロスカットが執行されてしまうことになります。

※厳密にはスワップポイントが付与された分だけ、下落を許容できるようになりますが、ここでは付与分を無視して算出しています。

トルコリラ円は直近の3ヶ月(2018年11月~2019年1月)で約4円変動しており、1年で10円変動することも珍しくない通貨です。

ハイレバレッジで取引していると証拠金維持率が低いため早々にロスカットラインに達し、予期せぬ損失するにつながるリスクがあります。

スワップポイント狙いで長期的にポジションを保有するのなら、仮に大幅な下落があっても、証拠金が耐えられるレバレッジでトレードすることが大切です

また、長期的に下落が続いているからといって、売り(ショート)ポジションを持ってしまうと、逆に「スワップポイントを支払う」ことになりますので注意しましょう。

もう一度スワップポイントをおさらいしたいという方はこちら
⇒『FXのスワップポイントを比較!新興国通貨が人気の理由』

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※1:2020年1月末時点。ファイナンス・マグネイト社調べ。DMMFXと外為ジャパンを合算した数値。
※2:ファイナンス・マグネイト社調べ(2012年1月~2019年12月)

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