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2019.07.26更新

FX自動売買

FX自動売買を始めたい!初心者が利益を上げる方法とは?

FX初心者には自動売買って難しそう…

プログラムが自動でFX取引をしてくれる自動売買。初心者が自動売買で利益をあげるには、自分のスキルにあったシステム選びや自動売買の特徴を活かした運用をすることが重要です。

この記事では、自動売買の基礎から運用方法まで初心者にもわかりやすく解説していきます!

執筆者

FXライター

鹿内武蔵

SHIKAUCHI MUSASHI

記事のまとめ
  • 自動売買とはプログラムを用いてFXにおける売買取引を自動化したものです
  • 大きく分けて「リピート系」と「プログラム系」があります
  • 自動売買での損失リスクを抑えるためには売買ロジックの組み合わせが最重要です
  • 自動売買で利益を上げるには長期運用がおすすめです
  • 初心者は設定や操作がシンプルな自動売買ツールを選びましょう

FXの自動売買とは?

自動売買の仕組み

読んで字のごとく、FXにおける売買を自動的に行うものが自動売買です。

一般的に、FXの取引は以下のような流れで進行します。

  1. 相場の環境認識
  2. 新規にポジションを持つ
  3. 持ったポジションを決済する

裁量トレードの場合、相場の認識からポジションの保有・決済までのすべての取引を投資家自身が判断して行います。対して、自動売買の場合は、これらを投資家ではなくプログラムが自動的に実行してくれます。

裁量トレードとはココが違う!

FX売買を自動的に行う自動売買ですが、裁量トレードとはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、4つの違いをご紹介します。

  • 相場に張り付かなくてよい
  • 売買の判断をその都度しなくていよい
  • 複数の売買ロジックを併用できる
  • 人間の手ではできない複雑かつ高速なトレードも可能

相場に張り付かなくてよい

売買が自動化されているので、常にパソコンの前に陣取る、あるいはスマホを見ていなくても問題ありません

そのため、仕事や家事などが忙しく十分に相場を分析する時間が取れない方でも、問題なく運用が可能です。

売買の判断をその都度しなくていよい

自動売買では個別のトレードが自動的に行われるため、売買注文や損切りのタイミングを自分で判断しなくて済みます

よって、トレードをするたびに悩んでしまう方、損切りが苦手な方、まだ自分のやり方を固定しきれていない方に向いています。

複数の売買ロジックを併用できる

売買ロジックとは、どのような相場の時に、どのような条件で新規注文や決済注文を出すかといったようなトレードのやり方を表します。

自動売買では、全く内容が異なる何種類ものトレード手法を、同時に運用することができます。

一人の人間の処理能力には限界がありますが、あらかじめ用意されたロジックを動かす自動売買ならそれも可能となります。

人間の手ではできない複雑かつ高速なトレードも可能

「1分足で5種類のインジケーターを常時確認し、条件が揃った場合のみ売買。これを30通貨ペアを監視して同時に行う」というような、手動では不可能なロジックも自動売買では再現できます

自動売買のメリット5つ

自動売買のメリットは以下の5つが挙げられます。

【メリット】
  • 24時間の値動き全てがチャンスになる
  • メンタル面の負荷が少ない
  • プロの売買ロジックの再現性が高い
  • 自動で損切りされる
  • バックテストによりロジックの優位性を確認できる

24時間の値動き全てがチャンスになる

平日ならほぼ24時間値動きが続いているのがFX相場ですが、自動売買も止めない限りはずっと売買をし続けるため、裁量トレードでは絶対必要な休息、睡眠によって取引チャンスが失われません

特に顕著なのが、多くの方が寝ているであろう、日本時間未明から早朝にかけての時間帯。この時間帯は値動きに勢いがなく、強いトレンドが発生しにくいため、この時間帯独自の値動きを狙った「朝スキャ」とも呼ばれるジャンルがあり、その中には好成績を残している自動売買が多いのです。

メンタル面の負荷が少ない

ストレスが少ないことも、自動売買の大きなメリットです。既に述べた通り、個別の売買を行うときに決断が必要ありません。そのためメンタル的な負担を感じることなく、トレードを続けることができます。

特に損切りをする際に初心者、中級者の方が感じがちな「負けが確定するの嫌だな」という気持ちを感じないのは、精神衛生上のプラスとなります。

プロの売買ロジックの再現性が高い

自動売買はプログラムが動いてさえいれば、原則的には誰がやっても同じ結果になります。

つまり再現性が高いということで、プロが開発したロジックを同じように自分の口座で再現できるのは、特にFX初心者にとって大きなメリットになります。

自動で損切りされる

ほとんど全ての自動売買には損切りの機能があるため、特にFX初心者にとってハードルが高い、「計画的な損切り」が自動的に実行されます

適切な損切りができないことは、FXで利益を出せない主要因の一つ。この問題が最初からクリアされているのが自動売買なのです。

バックテストによりロジックの優位性を確認できる

【バックテストとは?】
自動売買のプログラムを、過去の相場で運用したらどういう結果になっていたかを検証すること

私たちが使える自動売買のロジックは、過去の相場に対しては優位性があることが前提になっています。

なぜなら基本的に、FX会社の自動売買システムに搭載されていたり、市販されているMT4(MetaTrader4)のEA(自動売買プログラム)は、すべてバックテスト結果が一定水準以上のものであるからです。

また、MT4のEAについては、少し操作が難しいですが、誰でも家庭用のパソコンでバックテストを行うことができます。

自動売買のデメリット3つ

自動売買には裁量トレードにはない多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。以下のデメリットを十分に理解したうえで、取引するようにしましょう。

【デメリット】
  • 売買ロジックがわからない
  • 不測の事態への対応が苦手
  • 短期間で爆発的に資金を増やすことは難しい

売買ロジックがわからない

自動売買のプログラムが、どういう条件でトレードをするかは、公開されていないことがほとんどです。トレード条件は商品性そのものであり、これを公開してしまうと誰でも簡単に同じものを作れてしまうため、いたしかたない部分があります。

ただし後述するリピート系自動売買は、トレードの条件が完全に公開されています。

不測の事態への対応が苦手

自動売買の取引は、基本的にテクニカル分析のみで行われます。チャートによる値動きの分析、インジケーターの数値などから有利なタイミングを見計らってトレードをしますが、ここにファンダメンタルズ的要因は入っていません。

そのため、突発的なファンダメンタルズ的条件により相場が急激に動くと、それについていけないケースが多くあります。例として、海外の要人が重要な発言をして、瞬時に急騰や急落した場合などは、売買条件が狂って平常時のパフォーマンスを発揮できない可能性があります。

短期間で大きく資金を増やすことは難しい

FXにおいて、少ないトレード回数で大きく利益を出すためには、2種類の方法があります。

  • 多くの取引数量で利益を出す
  • 広い値幅を一気に取る

前者は、裁量トレード、自動売買問わずにしっかりと資金管理ができていないと、相場から退場するリスクがあります。

後者を実現するためには、長く続く強力なトレンドをとらえる必要があります。アベノミクスやリーマンショックのような明確なトレンド、あるいは経済指標や要人発言などによる突発的な急騰、急落は、主にファンダメンタルズ要因により引き起こされます。

前述の通り、自動売買はファンダメンタルズに対応するのが苦手ですので、ここ一番で大きく利益を出すのは得意ではありません。

得意な相場のパターンでコツコツ利益を拾っていくことで、長い時間をかけて資金を増やしていく意識が必要です。

初心者が知っておきたい自動売買の注意点2つ

実際に自動売買をする際、初心者はどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。ここでは、2つの注意点をご紹介します。

【自動売買の注意点】
  • 売買ロジックの組み合わせが最重要
  • リスクに備えた資金管理が必要

売買ロジックの組み合わせが最重要

自動売買には裁量トレードとはまったく異なる運用のポイントがあることに注意しましょう。

その最たるものは売買ロジックの組み合わせの重要性です。

自動売買では、あらかじめ用意された、あるいは設定した複数の売買ロジックを組み合わせて運用するのがセオリーです。どんな自動売買のロジックでも得意な展開、苦手な展開があるため、ロジック同士が補完しあうことで、リスクを軽減した運用が可能となります。

そのため、単一で勝てるロジックを見つけ出すだけでなく、複数のロジックを組み合わせて判断する意識が大切です。

加えて、調子が悪いロジックを休ませる判断ができることも重要です。

リスクに備えた資金管理が必要

また、自動売買では裁量トレードにまけないくらい資金管理も大切です。

裁量トレードの資金管理は、トレード1回あたりの損失を小さくし、複数回の取引全体でトータルの勝利を目指すのがセオリーです。

損小利大(=損失を小さく、利益を大きく)、○%ルール(=取引一度の損失を資金全体の○%にとどめる)といった考え方は、そのセオリーに基づくものです。

それに対して自動売買は、決済の判断を自分でするわけではないので、トレード全体が悪い結果になったとき、どれくらい負けるかという予想を立てます。そしてその悪いパターンで失うお金が、資金全体に占める割合を考慮します。

ここまでをおさらい!
  • 自動売買とは「相場の認識→新規注文→決済注文」というFXの一連の取引をプログラムにより自動化したものです
  • メリットとして、取引チャンスを24時間見逃さないことや、トレーダーの精神面における負荷が少ないことが挙げられます
  • 一方で自動売買のデメリットは、相場の急激な変化への対応が難しいことや短期間では大きな利益を狙いにくいことがあります
  • 自動売買でのリスクを抑えるためには、売買ロジックの組み合わせが重要です

あなたはどのタイプ?自動売買システムを徹底比較

自動売買には大きく分けて「リピート系」と「プログラム系」の2つがあります。それぞれの仕組みや特徴をしっかりと理解したうえで、自分にあった方法で自動売買を行うことが重要です。

リピート系とプログラム系の違いとは?

では、まず自動売買の「リピート系」と「プログラム系」についてご説明します。

【リピート系とは?】
ある一定の値幅に新規と利益確定がワンセットになった注文を複数設置し、それらを何度も繰り返すことにより、相場の往復から利益を狙う自動売買。
【プログラム系とは?】
独自に組まれたプログラムに取引を任せる自動売買。あらかじめプロの投資家が作成したものを選択するタイプや、自分でプログラムをいちから開発するタイプなどがある。

これらは売買が自動実行される点は同じなのですが、売買ロジックや相場分析について大きな違いがあります。

種類 売買ロジック 必要なスキル 向いている相場
リピート系 明確にわかる 大まかな相場観 レンジ相場
プログラム系 明確にはわからない プログラムの見極めや入れ替え トレンド相場

①売買ロジック

リピート系は、「価格がここまで動けば何本注文が入る」「この水準まで逆行するといくら損失になる」という部分が明確で、勝因も敗因も明らかになります。

FX会社各社が提供している商品により違いはありますが、リピート系は「新規建て→利益確定」がワンセットになったイフダン注文を、設定範囲に等間隔に並べます。このイフダン注文は決済(利益確定)までが終わると、同じ価格位置に再設定(リピート)されます。

一方でプログラム系は、先述の通りどういう条件でトレードが行われるかは秘密になっています。そのため、k勝因と敗因がはっきり分かりません

②相場の分析方法

リピート系の場合、大まかな相場観が求められます。

リピート系では「どの範囲に」「どれだけ」「買いor売り」の注文を仕掛けるかの判断が必要になります。この部分は投資家の裁量に委ねられる部分であり、勝敗を分ける重要な要素となります。

プログラム系では、複数のプログラムのマネジメントが必要です。

基本的にプログラムされたロジックにしたがって売買が行われますが、そのロジックがその時点の相場とマッチしていなければ結果は伴いません

よって、ロジックの好不調を見極め、ロジックの入れ替えをしたり、好調を補完し合うような組み合わせ(ポートフォリオ)を構築することが求められます。

③向いている相場

リピート系はトレンド相場よりレンジ相場の方が向いています

なぜなら、イフダン注文が設置されている網の中を価格が行ったり来たりする限り、利益確定が繰り返されていく仕組みとなっているからです。

一方でプログラム系は、トレンド相場が向いています

プログラム系は、移動平均線やボリンジャーバンド、RSI、ストキャスティクス、一目均衡表といった各種インジケーターを中心として、チャートの分析により売買が行われるものが主流です。

相場はトレンド発生時に大きく動くため値幅を取りやすく、またトレンドが出ているときの方が各種テクニカルインジケーターが機能しやすいため、トレンド相場に強いものが多いです。

またレンジ相場による逆張りを狙うものもありますが、そういったものもトレンドの有無を判断材料にしているため、ロジックとしてトレンドをいかに捉えられるかが優劣を決める部分があります。

5つの自動売買システムの仕組み・運用方法を詳しく解説

次に「リピート系」と「プログラム系」の仕組みや運用方法などをより詳しく説明していきます。「プログラム系」に関しては、細かく4つに分類されます。

種類 レベル 特徴 向いている人
リピート系 初級 一定の範囲で新規注文と決済注文を繰り返す ある程度の相場観がある人
独自システム型 初級 FX会社独自のプラットフォーム上でプログラムを選択する 相場観がない・得意なトレード戦略が固まっていない人
ミラートレーダー型 初級 イスラエルのトレーデンシー社が開発したプラットフォーム上でプログラムを選択する 相場観がない・得意なトレード戦略が固まっていない人
MT4型 中級 ロシアのメタクォーツ社が提供している総合的FXプラットフォーム上でEAを稼働させる 大量の資金を投入できる大口投資家
自己開発型 上級 自分の売買ロジックをプログラム化し運用させる プログラミングのスキルや自分なりの売買ロジックがある人

新規・決済注文を繰り返す【リピート系】

すでに解説した通り、ある範囲に新規と利益確定がワンセットになったイフダン注文を複数設置し、それらが何度も復活することにより、相場の往復から利益を狙う自動売買です。

例えば、「100円で買って、101円になったら売る」というイフダンを繰り返す注文をした場合、100円と101円近辺のレンジ相場で上がったり下がったりすればするほど注文が繰り返され、利益が増されることになります

設定範囲内の値動きから利益が生まれるため、できるだけ設定範囲内から出ない値動き、つまり想定内に収まるレンジ相場に向いています

ただし、マネックス証券のオートレールはトレール注文で強いトレンドを追いかける仕様であるため、他のリピート系とは異なりトレンド相場向きです。

【リピート系が使える口座】
  • マネースクエア(トラリピ)
  • アイネット証券、ひまわり証券(ループイフダン)
  • 外為オンライン(iサイクル注文)
  • FXブロードネット(トラッキングトレード)
  • インヴァスト証券(トライオートFX)
  • マネックス証券(オートレール)
<どのように運用するの?>

リピート系の基本は、どのレンジを狙って仕掛けるかですが、狙うレンジの値幅によって時間軸が変化します。

  • 長期的なレンジを狙う場合
チャート画像

月足で5~20年ほどのレンジを見定め、その範囲内にイフダン注文を設定します。超長期的な広いレンジを狙うため、レンジアウトする可能性は低く、ロスカットになりにくい運用です。ただし広範囲に仕掛けるためたくさんの資金が必要となり、なおかつ資金あたりのリターンは少なくなります。

チャート画像は、典型的なレンジ通貨ペアである豪ドル円の2006年からの月足です。全体として方向感がなく、同じ水準が何年にも渡ってサポートやレジスタンスになっていることが分かります。

  • 短期的なレンジを狙う場合

日足程度で数か月~1年ほどのレンジを見定める運用です。短期的な狭いレンジを狙うため、相場の展開によってはレンジアウトする可能性があり、場合によっては損切りをする必要が出てきます。その分必要な資金は少なく、資金効率を高めることができます

チャートは画像は豪ドル円の日足です。期間が短くなると、数週間から数か月程度で、レンジが移動していることが分かります。

<どのような人に向いてるの?>

ある程度の相場観があり、リスク管理の基礎を身に付けている人向けの運用です。

リピート系は、どのレンジを狙うかが勝敗を分けます。また、資金配分と注文の密度も重要であるため、投資家自身が決定する必要があります。

ただし売買自体は自動的に行われるため、頻繁なメンテナンスは必要ありません。

長期運用なら、よほど相場が動いてない限りは週に一度程度のメンテナンスで十分。短期運用でも1日に少しだけ状況確認ができれば、十分に運用をコントールできます。

各FX会社が提供する【独自システム型】

FX会社が独自のプラットフォームを構築、提供し、それを利用することで投資家が自動売買を運用できます。

たくさんの選択肢の中から運用するものを選択し、いくつかの戦略を組み合わせることでトータル収支で利益を出すことを目指します。

トレイダーズ証券のみんなのシストレなら、売買のプログラムに加えて、「優秀な裁量トレーダーと同じトレードを自分の口座で再現する」という選択肢もあります。

【独自システム型が使える口座】
  • トレイダーズ証券(みんなのシストレ)
<どのように運用するの?>

どれを選ぶかが非常に大切なので、そのプラットフォーム内の検索システムを使いこなすことが重要です。

みんなのシストレの場合なら、プログラム+トレーダーをさまざまな基準でランキング表示できるストラテジーランキング、みんなのシストレの上位成績運用者を表示できるセレクターランキングを活用しましょう。

前者では優秀だったり勢いのあるストラテジーが分かります。後者では運用成績が良い人が何を選んでいるかが分かります。

<どのような人に向いてるの?>

相場観がない、得意なトレード戦略が固まっていない初心者にオススメ。プロが開発した売買のロジック、実際にトレード成績が良い裁量トレーダーに、自分の資金を委ねることができます。

用意されたプログラムを選択する【ミラートレーダー型】

ミラートレーダーは、イスラエルのトレーデンシー社の自動売買プラットフォーム。ここに国内FX会社のシステムを経由して接続することで、ミラートレーダーで提供されている自動売買のプログラムを利用して自動売買が行えます。

またFX会社によっては、ミラートレーダーでは提供されていない売買プログラムを利用できることもあります。

【ミラートレーダーが使える口座】
  • インヴァスト証券(シストレ24)
  • セントラルの短資(セントラルミラートレーダー)
<どのように運用するの?>

選択型自動売買とも言われるとおり、プログラムの選択がカギを握ります。

売買のルールが今の相場とマッチしているものはもちろん成績も良いので、そういった好調なものを優先的に採用しつつ、相場とかみ合っていない不調なものを止める、あるいは取引枚数を減らすのが一つの運用セオリーです。

<どのような人に向いてるの?>

相場観をまだ持てていない、FX初心者にオススメです。自動売買のプログラムは、既にチャート分析や相場を理解している熟練者が、自らの売買ロジックをプログラム化したものです。

独自の戦略を見付けられるまでは、そういった既製品になっているプロの戦略に乗るのも一つの手です。

もちろん、チャート分析に長い時間をかけられない忙しい人にも向いています。

EAというプログラムを稼働させる【MT4型】

MT4はMetaTrader4の略。ロシアのメタクォーツ社が提供している総合的FXプラットフォームで、チャート分析、裁量トレード、自動売買、バックテストなどが行えます。また、MT4自体は無料で使えます。

EA(Expert Advisor)と呼ばれるMT4専用の売買プログラムを入手、MT4上で走らせることにより自動売買が可能となります。

MT4に対応したFX会社に口座を作ると利用可能。MT4対応口座は複数ありますが、代表的な国内口座を以下に紹介します。

【MT4が使える口座】
  • アヴァトレード
  • EZインベスト証券
  • FXトレード・フィナンシャル(ゴールデンウェイ・ジャパン)
  • OANDA JAPAN
  • 外為ファイネスト
  • サクソバンク証券
  • 楽天証券
<どのように運用するの?>

EAは世界中のユーザーが開発しており、国内ではGogoJungleテラスなどで購入することができます。

EAが導入されているMT4が動いているパソコンが止まると自動売買も停止します。

よって、パソコンを稼働させ続けるか、VPS(Virtual Private Server)と呼ばれるインターネット上で動く仮想サーバーを活用することになります。VPSの場合は、自宅のパソコンの電源を切っても問題ありませんが、基本的に利用は有料になります。

<どのような人に向いてるの?>

MT4上での自動売買は、証券会社のシステム内で運用する自動売買と比べて取引コストが安い(スプレッドが狭い)傾向があります。ただし、ほとんどのEAは有料販売されていますし、VPSを使うとその料金も必要です。

このことから、MT4による自動売買は、大量の資金を投入できる大口投資家に向いています。EA購入やVPS利用のコスト以上に、取引コストを圧縮できるのならMT4によるEA運用を選ぶのも手です。

一からプログラムを作成する【自己開発型】

市販されているEA、他者が開発したEAではなく、自らの売買ロジックをプログラム化し、それを運用して自動売買を行います。

<どのように運用するの?>

EA運用と同じなのですが、EA自体を作るプログラミング工程が発生します。

<どのような人に向いてるの?>

EA開発には必要なのは、プログラムの知識と、自分なりの優位性がある売買ロジックです。特に重要なのは後者の売買ロジックで、端的にいうと、裁量で勝てるトレーダーでなければ勝てるEAを作ることはできません

EA開発には、優秀なEAを販売して収益を得られるというメリットもあります。

前述のGogoJungleやテラスでは、人気のEAは数万円~十数万円で販売されていることがほとんど。人気開発者となると、1000本以上EAを売り上げていることもあります。

自動売買で利益を上げるには長期運用がおすすめ!

「自動売買ってなかなか利益が出なそう」というイメージを持っていらっしゃる方が多いと思いますが、自動売買で利益を上げるには長期運用がおすすめです。

なぜ長期運用がいいの?2つの理由を紹介

【自動売買で長期運用がおすすめな理由】
  • 一気に利益を出すよりコツコツ増やすことが得意
  • リピート系は長期運用と特に相性が良い

一気に利益を出すよりコツコツ増やすことが得意

自動売買は、主にファンダメンタルズ要因により発生する長期的なトレンドや、急激な値動きに対応することが苦手です。

逆に、小さな値動きを拾ってコツコツ増やすことが得意ですので、短期的に利益を狙うというよりは、年単位でのプラス収支、数年単位で大きく増やすイメージを持ちましょう。

リピート系は長期運用と特に相性が良い

リピート系自動売買は、レンジ相場での往復を狙っていく運用です。

対象とする取引期間を長くするほどレンジ相場の動きとなり、リピート系を運用しやすくなります。

10年、20年単位でFXのチャートを見ると、ほとんどの通貨ペアではトレンドの時間よりレンジの時間が長く、一定の範囲内に価格が収まっていることが分かります。

どのくらい利益が出るの?リピート系での運用例を紹介

それでは、実際に自動売買を長期的に運用したらどれくらいの利益が出るのかを、信頼性のあるデータを基に計算していきましょう。

ループイフダンの取引画面

こちらはループイフダンを提供している、アイネット証券が公開している運用ランキングです。

ループイフダンB10(10pips間隔で利益確定と新規建てを繰り返す設定)のUSDJPY(ドル円)を1年間運用すると、資金が少なくとも93万7000円必要ですが、16501.8pipsを獲得していることが分かります。

この運用は1000通貨取引ですので、1pipsあたりの損益は10円となりますから、16501.8×10=16万5018円の利益を獲得しています。

こちらはこの期間の値動きと累積された利益のグラフですが、為替レートが上がろうが下がろうが、黄緑の利益グラフは一貫して右肩上がりを維持しています。

しかもループイフダンは自動売買ですから、日々の頻繁な操作は必要ありません。

ただし、このランキングのデータは、あくまで必要最低限となる資金、期間内の利食い回数の目安に過ぎないため、相場の展開によってはポジション調整によるレンジ移動があり、損切りが発生するケースもあります

ただどちらにせよ、自動売買は一撃で爆発的に稼ぐことは難しくても、コンスタントに利益を積み上げることに適しているのはグラフからも分かる通りです。

時間を味方につけて、5年、10年単位で資産を増やしていくイメージで、自動売買に取り組んでみてはいかがでしょうか。

リピート系は含み損との付き合い方が大切

ループイフダンやトラリピなどのリピート系自動売買では、ほぼ全ての場面で含み損を抱えることになります。

一般的な裁量トレードの場合、含み損を抱えて塩漬けにせず、適切なタイミングで損切りするのがセオリーです。

しかしリピート系は、相場の往復を狙う運用なので、想定しているレンジ幅の中を価格が行き来しているのなら、含み損があっても問題ありません。

「含み損があっても慌てない…」このことだけは覚えておきましょう。

ここまでをおさらい!
  • 自動売買にはリピート系・独自システム型・ミラートレーダー型・MT4型・自己開発型の5種類があります
  • 特にリピート系・独自システム型・ミラートレーダー型は初心者向けの自動売システムです
  • 自動売買で利益をあげるならリピート型での長期運用がおすすめです

初心者向き!おすすめ自動売買ツールを紹介

これから自動売買を始めようとしている初心者は、どの自動売買ツールを選べばいいのでしょうか?

ここでは、自動売買ツールを選ぶ時のポイントと初心者におすすめの字度部売買ツールを2つご紹介します!

失敗しない!自動売買ツールの正しい選び方

  • 設定や操作がシンプルですぐ始められるもの
  • 情報や学習コンテンツが多く、自動売買自体をちゃんと勉強できるもの

設定や操作がシンプルですぐに始められるもの

自動売買自体の仕組みや必要な知識などを知るためには、やはり一度体験してみることも必要です。でも、最初の手順が複雑であれば、なかなかその段階までたどり着くことはできません。

そこで、デモ取引を利用してみることも大切です。仕組みを理解する過程で、大きな損失を負うのはもったいないからです。

情報や学習コンテンツが多く、自動売買自体をちゃんと勉強できるもの

自動売買では、トレードを手動で実行する必要はありませんが、だからといって裁量トレードより簡単に勝てるわけではありません。自動売買ならではの運用テクニックは必須です。適当に設定して放置しているだけでは、おそらく資産を増やすことはできません。

そういう意味で、しっかり学べて、使える情報が提供されていることは、自身のトレーダーとしての成長につながることも含め、とても大切です。

初心者にも簡単な自動売買ツール2つ

機能が豊富で相場の勉強にもなる「トラリピ」

マネースクウェア

マネースクエアのトラリピは、リピート系の元祖。その仕組みは非常にシンプルで、予め新規注文と決済注文を同時に発注し、ポジション決済後もそれをシステムでリピートしてくれます。

「トラリピ1クリック」という、マネースクエアのスタッフが導き出したトラリピの設定を、数ステップで設定してすぐに運用を開始できる機能があるため、初心者でも簡単にトラリピができます

さらに、口座を持っていると参照できる情報が豊富です。ファンダメンタルズ、テクニカルの情報の他、想定されるレンジの幅が毎週更新されているので、トラリピを仕掛ける際の参考になります。

トラリピの1クリック設定画面

上記は1クリックの画面です。あらかじめ用意されている運用設定で、すぐにトラリピを始められます。

シンプルな設定で迷わず始められる「ループイフダン」

アイネット証券のループイフダンは、非常にシンプルなリピート系注文です。

買い(B)か売り(S)かの方向性、新規建てと利食いの間隔、最大ポジション数、取引単位を選択すればすぐに運用を開始できます。しかも、実際にはこれらの各設定はプリセット化されているため、用意されているものから選ぶだけ

ループイフダンランキングの画像

例えば赤い枠で囲んだ運用は、

・通貨ペアがドル円
・Bなので買い運用
・B10なので、買いの新規建てと、持っているポジションの利益確定をそれぞれ10pips値動きするごとに行う
・最大ポジション数は100

となります。

ドル円なら、BでもSでも、10、15、25、50、100の5種類の値幅から、あらかじめ用意されているものの中から選ぶことになります。そのため運用を始める際は早いのですが、自分なりに分析して値幅を自由に設定したい中級者以上には物足りないともいえます。

執筆者

FXライター

鹿内武蔵

SHIKAUCHI MUSASHI

略歴

国内唯一の月刊FX情報誌、FX攻略.comの元副編集長として、2008年の創刊時より取材・編集・執筆に携わる。多くの勝ち組トレーダーや証券会社を取材してきた経験を活かし、FXが国民的投資になることを目標に活動中。各種メディアでの執筆の他、トレーダーとしてFXの運用も行っている。

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