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GMO外貨が提供する「MT4チャート」とは?通常の「MT4」との違いを解説

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外貨ex byGMOのMT4チャートってどんな特徴があるの?

外貨ex byGMOが提供する「MT4チャート」は通常の「MT4」とは何が違うのでしょうか。

「MT4チャート」の特徴として1つ挙げられるのは外貨ex byGMOが独自で開発したオリジナルインジケーターが使えるといった点です。

この記事では通常の「MT4」と「MT4チャート」の違いや、使用する4つのメリットと3つのデメリットについて解説します!

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MT4(MetaTrader4)とGMO外貨が提供するMT4チャートの概要

GMO外貨※が提供するMT4チャートを説明する前に、MT4チャートのベースとなっているMT4について概要を説明します。

※YJFX!は2021年9月27日より、ヤフー株式会社の子会社からGMOフィナンシャルホールディングスの子会社になり、GMO外貨となりました

MT4の概要

MT4(MetaTrader4)とは、海外で開発されたFXの裁量トレード・自動売買プラットフォームです。独自言語が用意されていて、自分でインジケーターと呼ばれる分析チャートをつくることができ、EAと呼ばれる自動売買ロジックを自分で組んで操作させることもできます。

インジケーターやEAは、公開されている外部のロジックを簡単に導入することもできます。オリジナルのインジケーターやEAは無料だけでなく有料のものもあります。

MT4の魅力は、プログラミングの心得がある人は簡単にトレードや分析のロジックを組み込める点です。ただ、同じようなシステムのミラートレーダーに比べると、EA稼働には自分でサーバーを用意しなければならない点はネックといえます。

MT4は、自身の取引ルールをロジックで開発したい人や、成績の良いEAやわかりやすいオリジナルインジケーターを探して好きなように組み合わせて使いたい人に向いています。

GMO外貨が提供するMT4チャートの概要

GMO外貨のチャートツール「MT4チャート」は、MT4がもつカスタマイズ性が高く高機能なチャート機能のみを抜粋して提供しています。GMO外貨からMT4チャートを使用する際は、取引画面からMT4チャート用の専用アカウントを作成し、MT4チャートをダウンロードして使用します。

MT4チャートはオリジナルのMT4とは機能が大きく違うため、他のMT4を使ったことがある人は最初戸惑うかもしれません。以降では、MT4と比較しながら、MT4チャートのできることとできないことを確認していきましょう。

MT4チャートでできることとできないこと【MT4と比較】

MT4チャートでできることできないことを、MT4本来の機能と比較しながら説明します。

MT4チャートでできること

MT4チャートでできることは以下の4点です。

MT4が標準で備えているインジケーターの表示

MT4が標準で備えているインジケーターは約50種類描画オブジェクトは約30種類あります。同じGMO外貨のExチャートでは使用できるチャートは36種類なので、MT4チャートのチャート表示機能の方が豊富です。

インジケーターは、トレンドフォロー系の各種移動平均線や一目均衡表、オシレーター系のMACDなど、メジャーなものから少し珍しいものまでいろいろそろっています。これらのインジケーター類を組み合わせるだけでも、詳細なテクニカル分析を進めるには必要十分です。

また、チャートの足種は9種類です。

1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足

他社のチャートに比べると、少し足種が少ないですが、超短期取引から比較的スパンの長い取引まで、いずれのトレードスタイルでも利用できる足種はそろっています。

オフラインチャートの表示

インターネットに接続しなくてもチャートを表示できます。出先でインターネット接続できない環境でもチャートを見たい場合に助かる機能です。

オリジナルインジケーターが利用可能

MT4チャートは、GMO外貨独自のオリジナルインジケーターが10種類提供されています。公式サイトにファイルがありますので、ダウンロードして環境に取り込むことで、MT4チャートでの利用が可能です。

トレンドフォロー系・オシレーター系・両方使用している混合型があります。まずはすべてダウンロードして、どのようなインジケーターなのかを試してみましょう。オリジナルインジケーターは以下のとおりです。

系統 インジケーター種類
トレンドフォロー系 Searching for a break point&trend band
YJFX inc_trendbelt※
Trend Countdown
ATR_Break
HLbands_trend
trend_assistance
オシレーター系 YJFX inc_Slide_Oscillator※
YJFX inc_Stochastic_bands※
bands_Alert
混合型 HA_Pivot
※YJFX!は2021年9月27日より、ヤフー株式会社の子会社からGMOフィナンシャルホールディングスの子会社になり、GMO外貨となりました

オリジナルインジケーターは、公式サイトからダウンロードして、MT4のデータフォルダ(PCのローカルフォルダ)に格納します。MT4チャートを再起動し、オリジナルインジケーターが読み込まれてメニューに表示されることを確認しましょう。

公式サイトには、オリジナルインジケーターの意味や使い方が理解できるよう、各インジケーターに対してセミナーの資料と動画がアップされています。各インジケーターの資料を確認して、自分にとってわかりやすく使いやすいインジケーターを探してみてください。

その他チャート表示に関するMT4チャートの機能

その他、MT4チャートで使える機能としては、売買シグナルの表示指定レートの通知画面分割などがあります。どれもテクニカル分析と売買タイミングの確認に役立つ機能です。

MT4チャートでできないこと

MT4でできてMT4チャートではできないことは、おもに発注に関わる機能部分です。具体的に3つのポイントにまとめて解説します。

発注および自動売買

MT4チャートは、発注に関する機能は利用できません。裁量トレードも、自動売買もできなくなっています。これは、MT4チャートがチャート分析専用ツールという位置づけのため、仕方のないところです。

EA(Expert Advisor)の開発・テスト・利用全般

MT4は、独自の言語でEAを自作して、自動売買を自分で行うことができます。EAの開発環境として、過去チャートデータを使ったテストも用意されています。しかし、MT4チャートでは、EAの開発・テストもできません

カスタムインジケーターの作成・利用全般

MT4チャートではカスタムインジケーターの作成も利用もできません。MT4のカスタムインジケーターを配布しているサイトがありますが、配布されているカスタムインジケーターの取り込みも不可能です

標準提供されているインジケーターとGMO外貨オリジナルのインジケーターで十分な数がそろっているので、そちらを利用してテクニカル分析を行うことになります。

MT4チャートを使うメリット4つ

MT4チャートを使うメリットはおもに4点ありますので、順番に説明します。

MT4の豊富な標準インジケーターが使える

MT4の豊富な標準インジケーターや描画ツールが使えるので、さまざまなテクニカル分析が可能です。自由に標準インジケーターを組み合わせ、自分独自の分析手法を確立することができます

MT4の使い方や使いやすいインジケーターの組み合わせ例は、インターネット上でも多く見つけることができます。最初はそれらの情報を参考にしながらインジケーターの動きを勉強し、自分なりの取引ルールを確立していきましょう。

オリジナルで用意されたインジケーターも種類豊富

GMO外貨オリジナルで用意されたインジケーターも種類豊富です。各インジケーターにはセミナー動画とセミナー資料が添付されているので、これらの資料を確認しながら使える点も、オリジナルインジケーターの優れた点です。

カスタマイズ性が高くテクニカル分析に集中しやすい

MT4チャートは、表示するチャートや描画ツールでも初期設定ができるようになっていて、見た目や表示の仕方など、かなりきめ細やかなカスタマイズが可能です。カスタマイズ性の高さによって、テクニカル分析に集中しやすい点もメリットの一つです。

自分の見やすい色や線の太さを指定して、テクニカル分析がしやすい環境を整えることができます。また、さまざまなチャートを1枚のチャート画面に重ねて表示でき、複数のインジケーターの売買シグナルを確認して、トレードに生かすことも可能です。

平日は24時間のサポート体制

GMO外貨では問い合わせ窓口が平日24時間オープンしているため、取引時間中はいつでも質問しやすい点もメリットです。特に、MT4の使い初めにはわからないことが多く操作に戸惑うかもしれませんので、24時間電話で相談できるのはありがたいことです。取引時間中はずっとサポート体制が整っていれば、安心してMT4チャートを使うことができます。

問い合わせ窓口は、フリーダイヤルによる電話相談と、入力フォームによる問い合わせの2パターンあります。土日で電話窓口が稼働していないときには入力フォームを使うなど、うまく使い分けてください。

MT4チャートを使うデメリット3つ

GMO外貨のMT4チャートを使うデメリットについて説明します。MT4チャートを使用する前には、良い面と悪い面を両方把握しておきましょう。

チャートを見ながらの発注が難しい

MT4チャートからは発注できないため、取引ツールを併用しながらの発注となってしまう点は、MT4チャートのデメリットです。チャート分析専用ツールと割り切って使用し、FXトレードを行う場合は、ブラウザ版、またはPCインストール型のツールDesktop Cymo・上級者向けの取引ツールCymo NEXTなどを併用します。

オリジナルインジケーターやEAの開発や取り込みができない

MT4を使う魅力の一つに、自分で開発したり外部で公開されていたりするオリジナルのインジケーターやEAを使えるという点があります。しかしMT4チャートは、MT4のチャート表示機能に特化したツールなので、オリジナルインジケーターやEAの開発、取り込みができません

スマホ版がない

MT4ツールはPC上でしか動かないため、外出先で手軽にMT4チャートを広げる、ということはできません。外出先では、Exチャートを利用することで相場をチェックしてください。外出先でMT4ツールを確認したい場合は、ノートパソコンを持っていくようにするとよいでしょう。

MT4チャートを使う際の注意点は?

MT4チャートを使う際の注意点について説明します。

MT4チャートの専用アカウントは30日間利用がないと削除される

MT4チャート専用に作成したアカウントは、30日間ログインがないと削除される仕様です。久しぶりにMT4チャートを起動したけれどログインできない、という場合は、もう一度アカウントを作成しましょう。

インジケーターの表示や利用には一定の知識が求められる

インジケーターの表示や利用には、ある程度FXトレードとテクニカル分析の知識が求められます。FXトレードについての知識が浅いうちは、GMO外貨のセミナー資料やインターネットでMT4のインジケーターなどについて解説している記事に目を通し、テクニカル分析の知識を身につけましょう。

本口座を開設しないと利用できない

MT4チャートは、デモ口座から利用することはできません。本口座を開設した後、取引ツールから呼び出す形で使用します。デモ口座を開設したとしても、すぐに使用できない点はご注意ください。

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