FX入門サイトエフプロ|FXの「難しい」を「やさしい」に

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大学生FXトレーダーの月収は?学生トレーダーの手法と注意点を解説

FXは大学生でもできるの…?

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大学生の間でも投資が身近になってきた昨今。どの投資を始めようか迷っている方も多いでしょう。

FXであれば、国際経済や情勢の動きを実践的に学びながらリターン(利益)を狙うことが可能です。この記事では大学生向けにFXについて解説します!

当サイトでは広告プログラムにより収益を得ています。なお、記事内で紹介された商品への申込みがあった場合には、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。

大学生でもFXはできるのか?半年で15万円の利益を出す現役大学生トレーダーを紹介

各FX会社の口座開設可能年齢の一覧表

そもそも大学生がFX取引を始めても問題はないのでしょうか。ここではまず、主要なFX会社の口座開設可能年齢をチェックしてみましょう。

FX会社 口座開設できる年齢
SBIFXのロゴ 満18歳以上
※ただし18歳と19歳の場合は本人確認書類とマイナンバー提出の際に保護者の同意書が必要
外為どっとコムのロゴ 満18歳以上
※ただし18歳と19歳の場合は本人確認書類とマイナンバー提出の際に保護者の同意書が必要
GMOクリック証券ロゴ 満20歳以上
外為ジャパンのロゴ 満20歳以上
DMMFXのロゴ 満20歳以上
外為オンラインのロゴ 満20歳以上
GMO外貨のロゴ 満20歳以上
ヒロセ通商のロゴ 満20歳以上
マネーパートナーズのロゴ 満20歳以上
満20歳以上
IG証券のロゴ 満20歳以上
FXプライムのロゴ 満20歳以上
※YJFX!は2021年9月27日より、ヤフー株式会社の子会社からGMOフィナンシャルホールディングスの子会社になり、GMO外貨となりました

多くのFX会社では満20歳以上であれば口座開設が可能です。

SBI FXトレードと外為どっとコムについては保護者の同意書が必要であるものの満18歳からでも口座開設が可能です。

各社ともに職業の制限は特に設けておらず、大学生であっても口座開設が可能で、もちろんFX取引も可能です。

大学生トレーダーの紹介!

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「FXをやってる大学生ってどんな人なんだろう?」

そんな疑問を持っている人も多いことでしょう。そこでエフプロ編集部は、FXをやっている大学生(K.K君)にインタビューしてみました。

インタビュイーのプロフィール

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K.K君男性

都内某大学の経営学部(3年生)

FX歴: 半年(2019年7月から)

これまでの損益: 去年は最終的に+15万程(月収1~2万円くらい)

初期費用: 20万

あくまでも一例ではありますが、彼の場合はプラスの成績を残せているとのこと(この記事の後半でより詳しいトレード方法などを紹介しています)。

大学生がFXをするメリットは?1番は、社会人より時間があること

日本では、大学生でもFXの投資を行うことができます。

学生は社会人に比べると不利なイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

むしろ、トレードの勉強や練習に費やせる時間が社会人より多いので、社会に出てからFXをスタートするより有利だともいえます。

さらに日々変化するFXの相場に参加し続けることで、政治や経済に関するニュースに敏感になり、知識が深まるメリットも見逃せないでしょう。

大学生のメリット

  • 早い上達が見込める
  • ニュースや経済指標による市場の急変にも対応しやすい
  • 多くの経済ニュースを見るようになる

メリット①早い上達が見込める

文系と理系の違い、専攻でも違ってきますが、基本的に大学生は社会人よりも自由になる時間が長いため、その時間を利用してFXの訓練をすることで、社会人トレーダーよりも早い上達が見込めるはずです。

春休み、夏休み、冬休みといった長期休みを利用すれば、集中的にチャート分析を行うことができ、トレードの感覚を養うことができるでしょう。

さらに、大学では授業と授業の間が数時間開くこともしばしばあります。

こういった時間を利用すれば、スキャルピング(トレードが数分から1時間程度で完結するスタイル)のエントリーから決済までを完了させることもできるはずです。

後述するデモトレードで、十分にトレード手法の訓練をした上で、実トレードでステップアップするようにしてください

メリット②ニュースや経済指標による市場の急変にも対応しやすい

チャートを監視できる時間が長いため、突発的な相場の動きに対応しやすいことも、大学生トレーダーのメリットです。

FXの相場では、いきなり値動きのリズムが変わるタイミングがあります。

予想外の要人発言や経済指標の結果、あるいは多くのトレーダーの損切り注文が連鎖する暴落相場においては、これまでとは違った戦略で相場に臨む必要があります

こういった乱相場は、非常にリスクが高いため、自信がなければ見送るのがベター。

それと同時に技術や経験の差がいつも以上に現れる展開なので、腕に覚えがあれば参戦するのもなしではありません。

時間に余裕がある大学生なら、こういった選択肢を持つことが可能です。

たとえば2020年3月9日には、新型コロナウイルスの影響により、ドル円や豪ドル円といった対円通貨が短時間で暴落しましたが、発生したのは日本時間の午前中でした。

日中勤務のサラリーマンの方なら、なかなかリアルタイムで相場を見ることは難しかったはずですが、大学生ならまた話は別です。

メリット③多くの経済ニュースを見るようになる

経済ニュースを見るようになる

FXの舞台である外国為替相場は、長期的に見れば主にファンダメンタルズ要因が方向性を決めるといわれています。

ファンダメンタルズとは政治や経済の基礎条件のことで、経済指標の結果、要人の発言、政治の状態、地政学的なリスクなどにより、その通貨の未来の見通しが分かってきます。

FXに真剣に打ち込むことで、自然とこういったニュースに対して関心を持つようになり、政治や経済に詳しくなれる可能性は十分あります。

そして、この知識が大学での授業や就職活動で役に立つかもしれません

FXはバイト代からでも始められる!

FXは、何十万円・何百万円といった資金がなくても取引が可能です。

現在はいくつもの証券会社が、1,000通貨取引を最低ロットとしており、バイト代程度の資金でもトレードをすることができます。

また、FXには「レバレッジ」という仕組みがあるため(後ほど詳しく解説します)、入金した金額以上の取引をすることが可能。

例えば最大の25倍のレバレッジをかけると、ドル円のレートが100円の場合、約4,000円で1つのポジションを保有できます。

しかし、これはロスカットラインギリギリの最低資金なので現実的にはもう少し必要ですが、それでも5万円程度の資金があればFXは可能です。

5万円ほどの資金ならアルバイトの報酬からでも捻出できるのではないでしょうか。

1000通貨取引ができるFX会社をいくつか紹介しておきます。

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注意しなければならない点

さて、大学生の皆さんがFXを始めるにあたり、これだけは注意しておきたいという点をいくつか解説しておきます。

注意点

  • ロスカットされないように資金管理を徹底しよう!
  • 学業を疎かにしないように
  • 詐欺や勧誘に注意

ロスカットされないように資金管理を徹底しよう!

FXを長く続けていくにあたり一番大切なことは、「運用が破綻しないようにリスク管理を徹底すること」です。

そのためには、証拠金と保有ロット数、価格による損益の関係を事前に把握しておくことが必要です。

「資金がこれだけあって、この通貨ペアのこれだけのポジション保有すると、●円上がれば●円の利益になるけど、●円下がると●円の損失になり、さらに●円まで下がると強制ロスカットになる」という計算を、トレードをする前に理解していることが最低限の条件となります。

証拠金とは

FXは、「証拠金取引」と呼ばれる種別の投資商品で、売買にあたってドルや円やユーロを実際に保有することはなく、売買によって生じた結果を証拠金に対して増減する投資です。

つまりドル買いやユーロ買いなどのトレードをしても、ドルやユーロの現金を受け取るわけではなく、エントリーと決済によって生じた差額を口座損益に反映します。

実際にトレードする通貨と同額の資金を用意しなくて良いかわりに、ポジションを持つ際に証拠金をFX会社に預け入れる必要があります

これが先ほど解説した、「ドル円が100円のときに1000通貨取引なら4000円」という部分です。

本来、ドル円が100円なら1,000通貨(1,000ドル)は10万円分の取引になりますが、FXにはレバレッジという仕組みがあるので、これを最大限に活用すると25分の1にした4000円でポジションを持つことができます

これがレバレッジ25倍の意味です。

FX会社に預け入れる証拠金ですが、これは「拘束される」と解釈した方が分かりやすいかもしれません。

資金が5万円、先述の条件で1,000通貨のドル円を保有した場合、4000円の証拠金がロック(拘束)され、残りの4万6,000円がトレードに用いることができる資金となります(この後でもう少し詳しく解説します)。

損益の計算方法

買いの取引なら、買ったときの価格より上昇すれば利益に、下降すれば損失になります(売りは逆です)。

円が絡んだ通貨ペアの場合なら、損益の計算は比較的容易と言えるでしょう。

  • 1万通貨取引の場合
    • 1pips(銭)=100円
    • 100pips(1円)=1万円
  • 1,000通貨取引の場合
    • 1pips(銭)=10円
    • 100pips(1円)=1,000円

となります。

取引に関する手数料は除きます。

この計算式が頭に入っていて、勝った場合の金額、負けた場合の金額がトレード前から把握できていることが大切です。

強制ロスカットとは

相場が思惑と逆行し、含み損(未決済の評価損)が一定の金額より膨らむと、強制的に保有ポジションが損切りされます

これが強制ロスカットといわれる仕組みなのですが、実は投資家の資産を保護するために存在します

FXにおいては、トレードを始める前に、必ず取引口座に資金を入金する必要があります。

含み損がどんどん拡大している状況を放置すると、この資金以上の損失を負って追加の資金入金(いわゆる追い証)が必要になる可能性があります

そうなる前に、損失を強制的に確定することでそれ以上の損失を防ぎ、投資家の資金を最悪のケースから救うための制度が強制ロスカットなのです。

強制ロスカットの発動ルールは、FX会社や取引口座によって異なりますが、最初に解説した「トレードに用いられる資金」がゼロ、あるいは非常に少なくなると発動すると覚えておきましょう。

先ほどの例で言うと、資金5万円のドル円1,000通貨取引なら、4万6,000円の「トレードに用いることができる資金」があるため、為替相場が46円分逆行した時点で強制ロスカットとなります。

つまり、余裕がある運用を行えば、多少の変動で強制ロスカットになる可能性は非常に低いと言えるでしょう。

ところが、同じ資金5万円でも、1万通貨取引の場合は証拠金として4万円がロックされるため、1万円しかトレードに用いられる資金がありません。

そして1万通貨取引は為替相場が1円逆行すると1万円の損失ですから、1円逆に動くだけで資金がなくなり強制ロスカットになります。

実際はFX会社ごとのルールで変わってくる部分もありますが、同じ資金でも「トレードの単位を大きくするのなら、資金を増やさないと強制ロスカットになる基準が厳しくなる」ことは覚えておきましょう。

学業を疎かにしないように

学生の本分は学業です。

トレードの研究をすることは素晴らしいですが、それによって授業に出なくなったり、テストで悪い点を取ったり、単位を落としてしまっては元も子もありません。

トレードは、たしかに時間をかけて学ぶほど上達するものですが、日常生活を犠牲にしてまで取り組まなくとも、十分に上達できます。

学業とFXのバランスをしっかり保っていきましょう

主に学生を狙う詐欺や勧誘に要注意

近年、大学生を狙う「USBメモリ詐欺」が問題になっています。

FXなど投資の必勝法やビジネスのテクニックなどが記録されているUSBメモリなどを、言葉巧みに数十万円以上で売りつける悪徳商法が問題になっており、2018年にはこのような相談が810件、国民生活センターに寄せられており、その半数は20代の若者です。

大学生であっても20歳以上ならFXの口座は作れますが、これから投資の経験を蓄積してく世代ですから判断力に乏しい人もいて、残念ながらそういった若者がターゲットにされている現実があります。

すぐに結果を出したい気持ちはとてもよく分かります。

FXに挑戦するからには、いち早く成功したいと思うのは当然です。

ですが、FX、そして投資の世界は、世界中の投資家を相手にやりとりをする、非常にオープンな競争の世界です。

相手の中には、その道数十年のプロや天才的な技術を持つヘッジファンドのトレーダーもいるわけですから、しっかりしたトレーニングや勉強をしていなければ太刀打ちできません。

世界に経済がある限り、通貨間の交換は絶対必要ですから、FXがなくなることはありません。

自分なりの勝ちパターンを身に付ければ、長く稼ぎ続けられるようになるのが相場ですから、焦らずじっくり取り組んでみてください。

例えばですが、50万円でUSBメモリを買うなら、5000円の骨太な投資関連書を100冊読んだ方がトレーダーとして成長できると思いませんか?

実資金トレードの前に、デモトレードから始めよう

実際のお金でFXを始める前に、必ずデモトレードで練習するようにしてください。

デモトレードで練習をしよう

デモトレードとは、本番と同じツール、同じ値動きでトレードの練習ができるモードで、多くのFX会社がこのサービスを提供をしています。

もちろん利用は無料です。

FXの取引ツールの操作は簡単ではないため、デモで慣れることで、実資金運用の誤操作を防ぐことができます

また相場の値動きは、実際のその目で見ないとなかなかイメージできるものではないので、実運用のときに面食らわないよう、デモでトレーニングをしておくことをお勧めします

デモトレードで利益を出せるようになってから、初めて実資金運用するくらいの慎重さでFXの運用をしていきましょう。

以下の記事ではデモトレードが使いやすいFX会社をいくつか紹介しております。

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いざ、FXの口座を開設!学生の審査は意外と難しい…?

ここまでの解説で、FXに対するモチベーションが上がってきたのではないでしょうか。

それでは「いざ、口座開設!」といきたいところですが、実はFX会社の口座開設には審査があることをご存じでしょうか。

せっかくやる気になったところで出鼻をくじくような話になってしまいますが、大学生は審査に通るのが意外に難しいという説があります。

それって本当?FX会社の審査ってどういうもの?と思われた方は、以下の記事でその真相に触れてください。

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【実録】大学生FXトレーダーの生活とトレード手法を解説

ではここで、記事の冒頭で紹介した「K.K君」のトレーダー生活について紹介しましょう。

FXを始めたキッカケやトレード方法などを聞いたので、「FXを始めてみようかな」と思っている大学生のみなさん、参考にしてみてはいかがでしょうか。

大学生トレーダーがFXを始めたキッカケ

K.K君がFXを始めたキッカケは「もともと将来的には投資をやりたいと思っていた」ことと、給付型の奨学金をもらったこと。

K.K君の通う大学では、「1年間の成績優秀者には奨学金として20万円が給付される」制度があり、ある年にK.K君が該当者となったのだとか。

「このお金は勉強のために使ってほしい」という学校の意向もあり、投資の勉強にあてようと考えFXの初期費用にしたそうです。

K.K君

「想定通り、大学のレポートに世界経済の話を書けるようにもなり、時事ネタにも詳しくなったおかげで大人と話すときの話題ができました」

時事ネタに詳しくなったことは、FXをやって良かったことの一つだそうです。

【実録】大学生トレーダーが使うトレード手法とスケジュール

FXで利益を出すのは、本格的にトレードをしている人でも難しいこと。

K.K君は20万円の初期費用で15万円の利益が出ているそうなので、かなり好調な成績と言っていいでしょう。

なぜそのような成績が出せているのか、トレード方法について詳しく聞いてみました。

よく使うトレード手法は?

K.K君は、15分足と5分足を見ながらテクニカル分析によるトレードをすることが多いとか。注目しているのは、チャートのレンジブレイク(直近の高値、安値を更新するポイント)

「トレンドのまま取引するので、そんなに分析しなくてもいい」のがメリットであるものの、期待外れなこともあるとか。

1日のスケジュールは?

K.K君

「基本的に日中、今日注文するかどうかを決めて、21:00~24:00(NY市場の時間)にIFD注文を入れて寝ることが多いですね」。

トレードをするのは週に3日くらいで、見込みがあるときだけエントリーするように心がけているとか。

具体的にはどんな生活をしているのか、とある1日の流れを聞いてみました。

  • 8:00:起床
    チャートや経済ニュースを見る
    昨日とどれくらい違うか、今日は上がりそうか下がりそうかをなんとなく把握する
    朝は日足でチャートを見ている
  • 10:20~:大学
  • 12:30~:お昼休み
    朝と比べてどのような動きがあるかをチェックする
    今日取引するかどうかを検討
  • 16:00:大学終わり
    上手くいきそうと踏んだら取引をすると決める
  • 17:00:帰宅
  • 17:15:ジムに行く
  • 19:00:ジムから帰宅
  • 22:00:IFD注文を入れる
  • 24:00:寝る

実際にトレードするのは帰宅後のわずかな時間ですが、朝起きてからずっと経済ニュースやチャートには気を配っている様子。

やはり、こういった熱意が結果につながっているのでしょう。

リアルトレードを始めたらココに注意!初心者がやりがちなFXの失敗あるある

FXは、簡単に利益を出せるものではありません。

参考までに「初心者の失敗あるある」を4つほどご紹介しますので、こういった「ありがちな失敗」もぜひ知っておきましょう。

急激な動きに飛び乗ってしまった

まさに目の前で大きく上がったり、下がったりしていると、その値動きを追いかけたくなるものですが、こういった突発的な飛び乗りはほとんどうまくいかないと言われています。

これにはちゃんと理由があり、急激な値動きに乗れて含み益になった層が急増して、決済をするための反対売買も急激に増えるからです。

例えば急上昇したら買い方の多くが短時間で含み益になります。そうなると、この買いポジションを決済するためには売らないといけないため、今度は売りがたくさん集まって急落に結びつくわけです。こうなると、急騰したことを見てから参入した買い方は、急落に巻き込まれて含み損を抱えることになります。

経済指標発表直後の荒い値動きに巻き込まれた

ほぼ毎月第一金曜に発表される米国の雇用統計が代表的ですが、影響度の高い経済指標が発表される直前には、値動きが膠着する傾向があります。

そういった動きが乏しい相場を前提に売買していて、指標発表で急激にボラティリティ(変動幅)が上がると、その流れについていけずに損切りになってしまった…というような失敗もありがちです。

こういったミスを防ぐためには、事前に経済指標の発表スケジュールを押さえておくことが有効です。

損切りできず塩漬けにしてしまった

エントリーのときと思惑が外れたものの、損切りの踏ん切りがつかずに、含み損を抱えてしまうのも、FXの失敗あるあるです。特に経験の浅いトレーダーがやってしまいがち。

これを防ぐためには、エントリーする前から2種類の出口、つまり利益確定と損切りの条件を、明確に定めておく他ありません。FXにおいて、どんなトレードも必ず利食い、あるいは損切りのどちらかで完了します。

利食いのことだけ考えていると、いざ損切りすべきときに迷いが生まれます。どのトレードも、損失で終わる可能性があることを忘れないようにしましょう。

トレンドに乗れたのに「チキン利食い」してしまった

思惑通り相場の流れに乗れたまでは良かったものの、ある程度含み益になったところで、そこからの反転を恐れて早めに決済してしまうのもよくあるパターン。

こういった失敗をしないためには、すでに述べたように最初から出口戦略がしっかり決まっている必要があります。

FXにかかる税金と扶養について解説

FXを初めて利益になった場合、「FXによる収入」ができます。

大学生の中にはアルバイトで収入を得ているという方も多いと思いますので、アルバイト収入とFXによる収入をどう取り扱うかを、「税金」と「扶養」の観点から解説します。

FXで利益が出た場合の税金

大学生FXトレーダーがFXで利益を上げた場合、その利益額が年間20万円を超えると所得税の納税義務があります。

大学生でアルバイトをしている方は、そのアルバイト収入とは異なる雑所得として扱われるため、アルバイト収入とは合算せず別途申告する「申告分離課税」が適用されます。

この税務処理のために、FXで年間20万円以上の利益が出ている場合はアルバイト先に源泉徴収票を提出する必要があります。

FXの利益に対する課税に関しては、租税特別措置法の第41条にて以下の条文で規定されています。

租税特別措置法 第四十一条の十四 より抜粋
差金等決済に係る当該先物取引による事業所得、譲渡所得及び雑所得については、(中略)先物取引に係る課税雑所得等の金額の百分の十五に相当する金額に相当する所得税を課する。

これを平たく言い換えると、「FXで利益が出たら15%の所得税が発生する」となります。

所得税は15%ですが、この他に5%の地方税、さらに令和19年までは復興特別所得税として0.315%が加算されます

もうひとつ、親の扶養家族になっている大学生の場合は、FXで上がった利益によって扶養から外れる可能性があることも留意しておきましょう。

扶養とは自力で生活ができない人(まだ社会人ではない大学生も該当します)が世帯主である納税者(親など)と生計を共にしている場合、納税者の所得から扶養控除分が差し引かれるため、所得税の軽減効果があります。

しかし、扶養家族となっている大学生が年間103万円以上の収入を得ると扶養の範囲を超えるため、納税者の所得税が高くなることになります。

つまり、アルバイトの収入にFXの利益が加わると扶養から外れる可能性が高くなるということです。

経費は差し引くことができる

FXの年間利益が20万円を超えると所得税が発生するため、税負担が増えてしまいます。これを回避する方法として有効なのが、経費の計上です。

FXの投資活動に必要な備品の購入費などを経費としてFXの利益から差し引けば「所得額」が少なくなるため、その分税金が少なくなります

経費を差し引いた結果、利益が20万円以下になれば税額がゼロにもなります。

具体的な手続き方法は、申告書にFXの利益額を記入した上で経費として使った金額を記入し、それに領収書を添付します

FXの備品として経費で計上できるものの一覧

FXの経費として計上できる(可能性がある)ものとしては、主に以下のような費用があります。

FXの経費として計上できる(可能性がある)もの

  • パソコン(取引に使う端末)
  • デスクトップパソコンの場合はモニター
  • FXセミナーの参加料金
  • FX関連書籍の購入代金
  • シストレをしている人はソフトの購入代金
  • 交通費(セミナーに参加する際の移動)
  • スーツ代(セミナーに参加する際の被服)

これらの他にスマホ端末代やネット回線料金などが考えられますが、「FX以外の用途にも利用できる」と見なされる可能性が高く、経費として計上するのは難しい場合が多いでしょう。

いざ、FXの口座を開設!学生の審査は意外と難しい…?

ここまでの解説で、FXに対するモチベーションが上がってきたのではないでしょうか。

それでは「いざ、口座開設!」といきたいところですが、実はFX会社の口座開設には審査があることをご存じでしょうか。

せっかくやる気になったところで出鼻をくじくような話になってしまいますが、大学生は審査に通るのが意外に難しいという説があります。

それって本当?FX会社の審査ってどういうもの?と思われた方は、以下の記事でその真相に触れてください。

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