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外為オンラインの「サイクル2取引」とは?「iサイクル2取引」との違いを徹底解説

外為オンラインの自動売買ツール「サイクル2取引」は、システムが24時間自動売買してくれるツールです。

レンジ相場を想定した取引で、自身で想定変動幅とシステムが参考にする期間を設定するだけですぐに取引を始められます。

一方、サイクル2取引の特徴や注意点を理解していないと、他のFXツールと同様に損失を被る危険性もあります。

FXを始める前に、デモトレードを利用して操作性をしっかりと理解しましょう。

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外為オンライン自動売買ツール「サイクル2取引」の特徴

外為オンラインのサイクル2取引の特徴は、ワイド方式(後述)を採用できるFXの自動売買ツールです。サイクル2取引はレンジ相場に特化した注文方法で、自身の想定した変動幅の中で「買」と「売」を繰り返します。

例えば、下の左図のように等間隔で「買」ポジションを保有し、そのポジションが上がった時点で売ります。その差額で利益が発生します。

サイクル2取引は、下の右図のようにワイド方式も選択できます。ワイド方式とは、想定変動幅の中心レートを定め、中心レートよりも上になると売りポジションをもち、下になると買いポジションをもって利益を狙うトレード方法です。

サイクル2取引とワイド方式の違い

システムが24時間自動売買してくれる

サイクル2取引は、投資家自身で取引のタイミングを決める裁量トレードと同じような発注方法を使い、システムが24時間自動売買を進めていきます。

一度発注すると、停止するまで指定の条件で自動売買が進むため、ずっと相場を見て決済・再発注を行う必要がありません

レンジ相場を想定しており損切りしない

サイクル2取引は、レンジ相場を想定した自動売買システムのため損切りをしません

トレンドが発生して自身の設定した想定変動幅を超えてしまうとサイクル2取引は新たな売買を行いません。

ただ、一般的に為替相場の8割はレンジ相場だともいわれており、サイクル2取引が活躍する機会は多いでしょう。また損切りがなく、目標の利益幅を確保するまでポジションを保持する点も大きな特徴です。

ただし、損切りがないので相場が想定外の動きをした場合に、実際に売却するまでの潜在的な損失である「含み損」を抱えた状態になってしまうので、経済指標などを前もって確認して相場の動きを予測しておくなど注意は必要です。

サイクル2取引のイメージ図

サイクル2取引とiサイクル2取引の違い

サイクル2取引とiサイクル2取引の違いは、想定変動幅の追従の有無と損切りの有無です

iサイクル2取引は自動で想定変動幅を追従してくれる代わりに損切りがあります。逆に、サイクル2取引は想定変動幅を固定している代わりに、損切りがありません。

基本的には、レンジ相場にはサイクル2取引。トレンドが発生している、あるいはレンジがはっきりしない場合はiサイクル2取引が向いています。

サイクル2取引は、リスク軽減値(後ほど解説します)を利用してポジションの持ち方を変えることができ、これは他社の自動売買系と比較しても珍しい特徴と言えるでしょう。

リスク軽減値を利用した自動売買を行いたい場合は、サイクル2取引を選ぶことをおすすめします。特に、高金利通貨ペアで、一定方向のポジションを利用してスワップポイントを稼ぎつつ為替差益も取りたい場合に、サイクル2取引の動きは使いやすいといえます。

サイクル2取引を使うメリット3つ

サイクル2取引のメリットは3つあります。

1点目は、ワイド方式を選択すると、買いと売りの両方のポジションを保有することができる点です。また、リスク軽減値を設定することによって、相対的にリスクを減らすことができます。

2点目は、実際の取引をする前にデモトレードで操作感を学べる点です。

3点目は、実際の取引に移行する際、3つの設定をするだけですぐに取引が始められる点です。

ワイド方式&リスク軽減値設定可能

サイクル2取引は、「ワイド方式」を指定することができます。

ワイド方式は、従来の片方のポジションを保有する形式とは違い、買いと売りの両ポジション保有することができるので、両ポジションからの利益を期待することができます

想定変動幅の中心レートを定め、中心レートよりも上になると売りポジションをもち、下になると買いポジションをもって利益を狙うトレード方法です。

しかし、その分含み損も両ポジション分抱える可能性があるので注意が必要です。ワイド方式を選択した場合は、含み損の対策のために、中心レートから離れれば離れるほど発注ポジションの幅が広がる「リスク軽減値」を定めることもできます。

リスク軽減値を定めると、等間隔にポジションを持つよりもポジション数が減り、相対的にリスクである含み損を軽減できる仕組みです

想定変動幅の説明

デモトレードでお試し取引が可能

外為オンラインでは、デモ口座でサイクル2取引を使った自動売買を試すことが可能です

しっかりとデモトレードで画面操作やサイクル2取引の動きを見ることで、サイクル2取引の使い方が学べます。

特に、従来の取引方法である「買」と「売」の片方だけのポジション保有パターンとワイド方式との違いを操作により実感できる点はメリットです。

デモ口座には300万円の仮想資金が入っていますので、資金管理も含めて、本取引では避けたいロスカットについての動きも試しておくとよいでしょう。

ロスカットとは、ある一定以上の損失が出た場合に、これ以上損失が膨らまないように強制終了する仕組みです。失敗のリスクを減らすためにも、デモトレードで試した後、しっかりとした知識と経験をもって本取引に臨みましょう。

3つの簡単な設定で始められる

サイクル2取引は、参考期間と想定変動幅、運用する資金額、ポジション方向を設定するだけで、すぐに自動売買が始められます。

自身の運用したい資金額を入力し、システムが参考にする期間と自身が取引をしたい想定変動幅を選びます。あとは、自身が持ちたいポジションを選ぶだけです。

参考期間を選ぶだけで想定変動幅が自動的に入力され、そのまま運用に入るという方法もあります。

サイクル2取引の設定は、運用の開始時・運用成績の確認といった場面でも、あまり多くの時間を必要としません。

ただし、時と場合に応じて運用資金を増減し、一時停止して相場の様子を観察する調整は必要なので注意しましょう。

サイクル2取引設定

サイクル2取引を使うデメリット2つ

サイクル2取引のデメリットは2つあります。

1点目は、サイクル2取引は裁量トレードと比べると手数料が多く、ポジションも多くなるため、コストがかさんでしまいます

具体的には、裁量トレードではかからない1000通貨あたり20円の取引手数料がかかります。想定変動幅内で頻繁にポジションを売買するので、その度に手数料が増えます。

2点目は、トレンドが発生してしまった場合想定以上の損失を出してしまう場合があります

サイクル2取引は損切りがないため、トレンドが発生し、価格が想定変動幅から大きくずれてしまってもポジションを保有し続けます。損失を大きくしないためには自身の想定している変動幅が相場とずれていないか等のチェックは必要です。

裁量トレードと比べて必要資金は多めに必要

サイクル2取引は自動売買のため、裁量トレードに比べて取引コストがかかる点がデメリットです

裁量トレードのコストは基本的にスプレッドのみになりますが、自動売買ではスプレッドと取引手数料がかかります。

取引手数料という形で1,000通貨ごとに片道20円の手数料がかかりますので、あまりに取引が多いと、取引コストがかさむ点には注意しましょう。サイクル2取引のように、変動幅範囲内で決められた間隔ごとに売買をするリピート系自動売買では、ポジション数が多くなります。

サイクル2取引では、ワイド方式を採用すると、状況によっては売りポジションと買いポジションを複数もち、必要証拠金が多く必要となるケースも出てきます。

外為オンラインの取引ツールでは、画面右上に実効レバレッジと証拠金維持率が明示されているため、いつも確認する習慣をつけておきましょう。

外為オンラインのFXでは取引証拠金が総取引額の4%必要です。必要な取引証拠金の金額を確認したうえで、ロスカット値を下回らないように自身でコントロールしなければいけません。そのため、自身が下記の写真にある4つのうちのどのコースに加入しているか把握しておきましょう。

もし、取引をして損失を出してしまっている場合、ロスカット値より下に行かないようにするは、取引証拠金を自身の口座に入れて増やすか、損している保有ポジションを早めに決済するようにしましょう。

トレンドが発生すると想定外の損失になる可能性も

サイクル2取引は、損切りの決済注文がない点が大きな特徴ですが、この特徴が悪い方に出ると、トレンドが発生してしまった場合に想定外の大きな損失が出る可能性もあります。

例えば、自身で設定した想定変動幅の上方で売りポジションをもっている場合、取引している為替の価格が、変動幅の上限を抜けてレートが上がってしまうと、損切りをしないため、ポジションを保有し続けることになります。

為替の価格が上昇傾向のトレンドになり、一向に下がってこないと、売りポジションの損失幅は広がります。

損失幅が大きくなる前に、取引の一時停止や設定した想定変動幅を変更する判断が必要になるときもあります。

一度設定したら放置するのではなく、最低でも1日に一度、時間に余裕があれば朝昼晩といったように3回チェックし、経済指標などが不安であれば注文を停止することが大切です

実際に運用を始めてみると、想定していた変動レンジ幅を超えた値動きをすることも十分ありえます。あくまでも指定した変動幅は「想定」です。レンジ幅が少し上限にぶれて、うまく自動売買が働かなくなってしまうということも考えられるでしょう。

運用の際の注意点

運用している通貨ペアに関するニュースは常にチェックしましょう

ドル円なら米国の雇用統計など経済指標の発表日は、相場が大きく荒れることもめずらしくありません。そのような場合は「いったんサイクル2取引を止めて、相場が落ち着いてから再開」といった対策を行うことも有効でしょう。

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