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2019.08.30更新

FX勉強

【難易度で比較】初心者が使うFXの注文方法6つを徹底解説!

「ポジション・決済って何?」
「初心者用のFXの注文方法はどれ?」

FXの注文方法はどんなトレードスタイルにするかによって変わり、自分のトレードスタイルに合った注文をすることが重要です。

この記事では、FXの注文方法を基礎から学んでいきます。

記事のまとめ
  • FXでは新規で注文することを「ポジションを建てる」と言い、ポジションの利益や損失を確定させる注文を「決済」と言います
  • まずは「成行」と「指値」を理解してから「逆指値注文」「OCO注文」「IFD注文」「トレール注文」を勉強しましょう
  • 注文方法を覚えることで利益確定のタイミングを逃さず、リスク管理ができるようになります
  • トレードスタイルごとに適切な注文方法があることを頭に入れておきましょう
  • 成行注文で発注する際はスリッページに気を付けましょう

聞いたことはあるけれど…「ポジション」「決済」とは?

fx注文方法

FXについて調べたりしているとよく目にするのが「ポジション」や「決済」という言葉だと思います。

当たり前のように使われる言葉の意味が分からず、いろいろな解説を読んでも結局あまり意味が分からない、なんてことはありませんか?

まずは、「ポジション」「決済」という言葉の解説から始めましょう。

「ポジションを持っている」=取引中であるということ

FX取引で「ポジションを持っている」とは、「取引中である」という状態のことです。「持ち高」がある状態、すなわち、為替リスクがある状態を指す表現です。

たとえば、100万円で1万ドルを買った状態のことを、「買いポジション」または「ロングポジション」と言います。この場合は、1万ドルのロングポジションを持っていることになります。

またFX取引では、外貨を売ることから入る空売りが可能です。売りから入る場合、たとえば1万ドルを売った状態のことを、「売りポジション」または「ショートポジション」と言います。この場合は、1万ドルのショートポジションを持っていることになります。

「決済する」=進んでいた取引を自分の意思で終えること

上記のように持ったポジションを解消する(無い状態にする)には、1万ドルを売れば(あるいは買い戻せば)いいわけです。このように、ポジションを解消する(無い状態にする)ことを「決済する」と言います

ロングポジションでもショートポジションでも、決済しなければ利益や損失は確定しません。

【決済する方法】
  • 通貨を買っている(ロングポジションを持っている)→売る
  • 通貨を売っている(ショートポジションを持っている)→買い戻す

上記のように、ポジションを持った時とは逆の取引をすることで損益が確定します。損益を確定させて、ポジションを解消する行為を決済といいます。

つまり、「決済する」ということは、自らの意思で持っていたポジションを無くし、損益を確定させることです。
ここからはFXの注文方法について触れていきます。

FXの注文は大きく分けて成行(なりゆき)と指値(さしね)

FXの注文方法は多岐にわたりますが、注文方法を正しく理解するにはまず「成行(なりゆき)」と「指値(さしね)」について知っておく必要があります。

成行注文:すぐに注文を成立させる

「成行注文」は、「いくらでもいいのでできるだけ早く注文を成立させる」という注文方法です。

取引ができる時間帯に「成行注文」を発注すれば、ほとんどの場合は即注文が成立するので、自分の好きなタイミングでポジションを建てたり決済したりできます。

FXで成行注文を発注する際は、上記のような為替レートが掲示されたボタンを押すと同時に注文を成立させることができる「ストリーミング注文」という方法を利用する場合が多いです。

「ストリーミング注文」には、通貨数と通貨ペアを選んでしまえば、ボタン一つで好きなタイミングで注文ができるというメリットがあります。

ただし、ボタン上に提示されている価格は、あくまでも発注時点での価格であるため、実際にボタンを押す瞬間の価格変動によっては、注文が成立した価格が顧客側にとって不利になってしまう場合もあります。

このように、指定通りに注文が成立しない現象のことを一般的には「スリッページが生じる」と言われています。「スリッページ」については後半で詳しく解説をしていきます。

指値注文:注文が成立する価格を設定する

「指値注文」は、注文を成立させる価格を指定する注文方法です。「指定した値段で注文を成立させる」という言葉を略したものと考えれば理解がしやすいでしょう。

たとえば買いの指値注文の場合、為替レートが指定した価格より安くなったら買い注文を成立させると条件を出すイメージです。

成行注文と違って即時に注文は成立しませんが、為替が〇円以下になったら買いポジションを建てたいという場合や為替が〇円以上になったら利益確定の売り決済をしようという場合に、予め指値注文を出すことにより長時間チャートを監視しなくても済みます。

以上が、「成行注文」と「指値注文」の解説です。

まとめると、成行注文がすぐに注文を成立させるという注文方法であるのに対し、指値注文は注文が成立する価格を指定するという注文方法となります。

FXには様々な注文方法がありますが、実はほとんどの注文方法が「成行注文」と「指値注文」を組み合わせたり応用した注文方法なのです。

トレードスタイルによって注文方法も変えるべき?

FXの代表的なトレードスタイルとして「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」の3種類があります。

3種類のトレードスタイルの大きな違いは「ポジションを保有する期間」ですが、それぞれの「ポジションを保有する期間」が異なるため、それぞれのトレードスタイルごとに適切な注文方法も違ってきます

ここでは、「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」の各トレードスタイルごとでどの注文方法が適切なのかを以下で説明していきます。

速さが求められるスキャルピングは「成行注文」

「スキャルピング」は、超短期間で「ポジションの新規建て→ポジションの決済」を繰り返すトレードスタイル。数秒~数十分の間に生じる小さな値動きでの為替差益を狙います

そのため、トレード前に価格を指定している余裕はありません。「いまがチャンスだ!」と判断ができれば即時に注文を発注し成立させる必要があります。

以上により、スキャルピングでは「成行注文」をメインの注文方法として利用するのが合理的だといえます。

デイトレードの場合は「OCO注文」

「デイトレード」は、新規で注文したポジションを数時間~1日以内の短期間で決済するトレードスタイルです。

スキャルピングと違ってポジションをすぐには決済しないため、ずっとチャートを監視し続ける必要がありません。そのため、初心者が利用しやすいトレードスタイルだと言えます。

ただし、チャートから目を離している間の価格変動に対して損失が拡大しないように「リスク管理」をする必要がありますし、逆にある程度の利益が出れば「利益確定の決済」をしておきたいところ。

このように、「保有しているポジションに関してリスク管理をしつつ利益確定の決済ができるようにする」というニーズを満たす注文方法として「OCO注文」という注文方法があります

「OCO注文」は、保有している建玉に対して「指値注文」と「逆指値注文」を同時に予約注文として発注する注文方法です。

例えば、あなたが「1ドル=100円で買いのポジション」を新規注文したとします。この時あなたが「1ドル=101円まで円安になったら利益確定、逆に1ドル=99円まで円高になったら損切りしたい」と考えている場合は「OCO注文」が有効です。

上のような例の場合は保有している1ドル=100円の買いポジションに対して、「OCO注文」で「指値101円」「逆指値99円」と指定して決済注文の予約をします。

このように、「OCO注文」では「リスク管理」と「利益確定」を同時に満たすことができます

たとえばこんな時…
同じレンジの幅で上下する相場(ボックス相場)で、上値抵抗線、下値支持線のどちらに抜けるかわからない時。OCO注文を使用すれば、上下どちらに抜けたとしても、相場のトレンドに乗ることができます。

ボックス相場の上限(上値抵抗線)が101.00、ボックス相場の下限(下値抵抗線)が99.00、とします。

OCO注文(1)買い逆指値注文:101.100円
OCO注文(2)売り逆指値注文:99.100円

とセットで注文を出しておけば、ボックス相場を上にブレイクした時には「買いポジション」を、下にブレイクした時には「売りポジション」を作ることができます。

つまり、相場の動きを想定し、予め利益確定の範囲・損失限定の範囲を決定した注文を出すことが可能なのです。

やや上級者向けのスイングトレードには「IFD注文」

「スイングトレード」は、数日~数か月ポジションを保有し続けるトレードスタイルです。FXの場合は為替の変動による為替差益だけではなくスワップポイントによる利益をコツコツつみあげる場合にも利用できるトレードスタイルです。

「スイングトレード」は長期間ポジションを保有し続けます。そのため、「スイングトレード」を行う際は、経済指標や各国の金融政策などの基礎的な要因をもとに今後の長期的な市況を分析する「ファンダメンタルズ分析」が欠かせません

また、「スイングトレード」では新規注文もご自身の手ではなく市場の状況によって自動的に行うのが一般的です。

つまり、「ファンダメンタルズ分析」をしたうえで、「為替が〇円になったら新規注文を出し、そこから〇円の値動きをしたら決済をする」という注文方法で発注することが「スイングトレード」を行う上では理想的だと言えるでしょう。

このように「新規の注文を出すと同時に決済注文も出す」という注文方法として「IFD注文」があります。

「IFD注文」を利用することで新規注文と決済注文を同時に発注できるので、場合によっては「IFD注文」を出すだけでFXトレードを完結させることも可能です

「新規注文」から「決済注文」までの値動きを予測するには最低限のファンダメンタルズ分析が不可欠となるので「IFD注文」は上級者向けではありますが、使いこなせればトレードへの負担がかなり軽減できるというメリットがあります。

たとえばこんな時…

fx_IF-DONE注文

現在のレートが1ドル=101円だとします。今後、1ドル=101円から100円まで下がり、その後上がると予想します。

その時、「ドルが100円になったら買い、102円になったら売る」というIFD注文を出しておきます。

ドルが予想通りに下がり100円になれば、100円の買い指値注文が約定し、ポジションができます。

さらに予想通りに上がり102円まで上がれば、102円で決済売り指値注文が約定し、2円の利益が確定します。

たとえばこんな時…

fx_IF-DONE注文

現在のレートが1ドル=100円だとします。これからドルが上がると予想します。

その時、「ドルが101円になったら買い、102円になったら売る」というIFD注文を出しておきます。

ドルが予想通りに上がり101円になれば、買い逆指値注文が約定し、101円の買いポジションができます。

さらに予想通りに上がり102円まで上がれば、102円で決済売り指値注文が約定し、1円の利益が確定します。

たとえばこんな時…

fx_IF-DONE注文

現在のレートが1ドル=101円だとします。ここから100円まで下がり、その後上がると予想します。

その時、「ドルが100円になったら買い、(利益はできるだけ伸ばしたいため)利益確定の決済指値注文は出さず、(リスク回避のため)99円になったら売る」というIFD注文を出しておきます。

ドルが予想通りに下がり100円になれば、100円の買い指値注文が約定し、ポジションができます。
その後、予想とは逆に下がってしまい、99円の決済売り逆指値注文が約定する場合は、1円の損失が確定することになります。

このようにIFD注文は、利益を狙いつつも、あらかじめ損失を限定する注文を出すことができるのが魅力です。

ただし、「IFD注文」の決済注文で指定できるのは「指値」か「逆指値」だけですので、「ポジションに対して利益確定か損切りの予約注文しかできない」というデメリットもあります。

しかし「IFD注文」の「Done(決済注文)」を「OCO注文」で設定する「IFO注文」というのもあり、「Done(決済注文)」において「指値による利益確定」と「逆指値による損失管理」を同時に行うこともできます。

また、「IFD注文」の新規注文が成立してポジションを保有できた場合も、「Done(決済注文)」を定期的に見直し必要に応じて変更をすることで、市況に対して臨機応変にリスク管理を行うことができます。

その他の注文方法

逆指値注文

逆指値注文は、指定したレートを超えた時点で成行注文を発注させる注文方法です。

「現状の値段からある一定の値段までドルが下落したら、ドルを売れ」といったオーダー(注文)を出せるので、損失の拡大を止めることができます。

たとえばこんな時…

ドル円の取引で具体的に説明しましょう。

ドルの値段が上昇するだろうと考えて、ドルの買い持ち(ドル・ロング)にしているときに、その思惑に反して、ドル円の値段が下落したとします。

当然含み損が発生するのですが、ある一定の値段で逆指値注文を出しておくと、その値段でドルを売る(ドルの持ち高を解消する)ことでそれ以上の損失を回避することができます。

このように、それ以上の損失が発生しないようにするための、「損切り」のオーダー(注文) が、逆指値注文です。

【逆指値注文のデメリット】

思っていたレート(事前に想定したレート)で約定するとは限りません
たとえば、大きく相場が荒れている時には、指定したレートを超えた際の「次のレート」は大きく値がズレているというケース。

そのような時は、事前に想定していたレートよりもかなり悪いレートで約定することになるので、想定以上の損失になることがあります。

ただし、想定していたレートと約定したレートが著しく離れるほど、相場が大きく荒れることはそう多くはありません。通常のマーケットならば、想定の範囲内に収まる、と考えて良いでしょう。

指値注文の指定金額が自動で変化する「トレール注文」

トレール注文とは、逆指値注文と似ている機能ですが、レートではなく値幅を指定する注文方法のことです。

もう少し具体的に言うと、レートが上昇するとともに逆指値注文の値も上昇していく(レートについていく)という注文方法です。

たとえばこんな時…

fx トレール注文

現在のレートが1ドル=100円として、99円に逆指値注文を入れます。

この100円と99円の差額の1円分が「トレール幅」になります。

このまま相場が上がることなく下がった場合には、99円になった時点で逆指値の売り注文(決済)が約定し、1円の損失となります。

逆に、100円から100.30円まで30銭上がった場合には、トレール注文もレート合わせて30銭上がり、99.30円になります。さらにレートが101.20円まで上がれば、トレール注文は100.20円まで上がります。

つまり、相場が上がり続ける限り、トレール注文も上がり続け、最高値と1円の差を保ちます。

その後レートが下がってきたとしても、下がった場合にはトレールはついていかないため、最高値101.20円の時のトレールである100.20円が逆指値の値となります。

お気づきの方もいるかもしれませんが、レートが上がった分だけトレールも上がるため、自動的に逆指値の値も上昇し、損切りではなく利益確定になることもあり得るというわけです。

【トレール注文のデメリット】

逆指値注文と仕組みが同じなのでデメリット(短所)も同じことが言えます。

大きく相場が荒れている時には、指定したレートを超えた「次のレート」が大きくかい離していることがあり得ます。つまり、相場が大きく動いているときほど、必ずしも思っていたレートで約定するとは限りません

事前に想定していたレートよりも悪いレートで約定する可能性もゼロではないので注意が必要です。

【一覧表】初心者戦で比較!リスクや難易度は?

目的 リスク(難易度)
成行注文 「いまの値段で注文を入れたい」
 →通常の取引
(初心者にも必須)
指値注文 「この値段になったら注文しておいてね」
 →通常の取引
(初心者にも必須)
逆指値注文 「これ以上の損額になりそうだったら止めてほしい」
 →リスク管理&通常の取引
(初心者にも必須)
OCO注文 「相場が読めない…2パターンに備えたい」
 →リスク管理&通常の取引
(注文方法の知識が必要)
IFD注文 「新規注文→決済注文。一連の流れごと指定したい」
 →値動きを想定した取引
(相場を予想するテクニックが必要)
トレール注文 「値段ではなく値幅で指定し、損失額を抑えたい」
 →値動きを想定した取引
(相場を予想するテクニックが必要)

必ずしも指定通りには注文が入らない…スリッページとズレ解消法

スリッページは成行注文の時に発生する

【スリッページとは】

注文した価格と実際に約定された価格の差のことです

FXの取引では、必ずしも指定通りには注文が入らないことがあります。そういうケースを「スリッページ」が発生する」と言います。

スリッページが発生する可能性が高くなるのは、相場の変動が大きい時です。自分がポジションを持っている方向と別の方向に変動すれば、スリッページが損失に繋がる可能性が高いです。しかしスリッページは必ず損失になる訳ではなく、利益になる場合もあります。
(スリッページを説明している記事への内部リンク)

なるべくズレを解消する方法は?

スリッページを防止するためには、スリッページが発生する主な要因であるFX会社のシステム・約定力に注目してFX会社を選択する必要があります。

FX会社の中には、注文する時の「許容スリッページ」の設定が可能なところもあります。しかし許容スリッページの値を低く(狭く)設定し過ぎると、相場が大きく動いた時などに注文が約定できないということになるので、適度な値幅に設定する必要があります。

記事のまとめ
  • FXでは新規で注文することを「ポジションを建てる」と言い、ポジションの利益や損失を確定させる注文を「決済」と言う
  • 「OCO注文」ではリスク管理と利益確定を同時に満たすことができる
  • トレードスタイルごとに適切な注文方法があることを頭に入れておくこと
  • スリッページを防止するためにはFX会社のシステム・約定力に注目してFX会社を選択する必要がある。
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