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MT4対応国内FX会社の選び方とポイント6つ【EAも使える】

「MT4ってどこも同じじゃないの?」

「どういう基準で会社を選べばいいの?」

実はMT4を開発した企業のウェブサイトからデモ口座を開設すれば、チャート分析機能のみ使用可能です。しかしFX会社から利用した方がより多くの機能が利用でき、特徴も会社によって違います。

この記事ではMT4の魅力について詳しく紹介していきます。

当サイトでは広告プログラムにより収益を得ています。なお、記事内で紹介された商品への申込みがあった場合には、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。

国内のFX会社でMT4を使うってどういうこと?

MT4(MetaTrader4・メタトレーダー4)は、ロシアのメタクオーツ・ソフトウェア社製のFX取引プラットフォームです。チャート分析、裁量トレード、EA(Expert Advisor)を使った自動売買(システムトレード)、バックテストなど様々な機能が実装されています。しかも無料で使えるため、世界中のFXトレーダーが愛用しています。

チャート分析に使うだけであればメタクオーツ・ソフトウェア社のウェブサイトからMT4をダウンロードしてデモ口座を開設すれば十分です。しかし、EAを使った自動売買でリアルトレードをしたい場合は、MT4に対応している国内FX会社の口座が必要になります

裁量トレードをするとき、皆さんはFX会社が提供している取引システムを活用しますよね。自動売買をする場合、それら取引システムの代わりになるのがMT4だとイメージすると分かりやすいでしょう

MT4での自動売買に対応したFX会社(MT4口座)についてはMT4が使えるFX会社一覧で紹介します。

比較項目 MT4(MetaTrader4) FX会社の専用取引ツール
開発元 メタクオーツ・ソフトウェア社 各FX会社
利用料 無料 無料
利用資格 誰でも利用可能 口座開設者
デバイス PC、スマホ Webブラウザ、PC、スマホ
EAを使った自動売買 可能(PC版のみ) 不可

次はMT4を取引ツールとして使えるFX会社の選び方を説明していきます。

MT4が使えるFX会社の選び方のポイント6つ

用意されているMT4に違いはほとんどありませんが、MT4に対応しているFX会社はそれぞれ取引ルールが違うため、自分の売買スタイルに適したFX会社を選びましょう。

ここでは、FX会社選びの基準になる6つのポイントをまとめました。

    ポイント6つ

  • スプレッドが狭い
  • スリッページが発生しにくい
  • オリジナルEA&インジケーターを提供している
  • EAを使えるかどうか(MT4から発注できるか)
  • 取引通貨ペア数が多い
  • 最低取引単位が小さい

スプレッドが狭い

FXの取引は買い(売り)エントリーと売り(買い)決済がワンセットになっているため、1取引ごとに必ずスプレッドが発生します。スプレッドが狭い、つまり売値と買値の差額が狭いほど、無駄なくトレードすることが可能です。

スプレッドはFX会社ごとに異なっているので、できるだけ狭いスプレッドを提供しているFX会社を選びたいところです。

スリッページが発生しにくい

MT4で自動売買をする場合、売買ルールに沿って機械的にトレードすることになります。相場の急変時などにあっても新規エントリーや決済が機械的に行われるため、約定までのスピードやスリッページの有無に運用成績が左右されます。 できるだけスリッページの発生しにくいFX会社を選びたいところです

方法としては、一度トレードをして自分の目で確認するのが一番です。

その他にも、FX会社が計測しているデータや信頼できる口コミも参考になるでしょう。

オリジナルEA&インジケーターを提供している

オリジナルのEAやインジケーターを提供しているFX会社があります。

「EA運用にチャレンジしてみたいけどEAを購入するのはちょっと…」「話題のインジケーターを使ってみたい」という方には嬉しいサービスでしょう。

    【有料販売されているEAを無料で使えるFX会社】
  • FOREX EXCHANGE(俺のEA) EA販売サイト「GogoJungle」でEAが30種類以上有料販売されており、わずかなコストで自動売買ができます。
    【オリジナルインジケーターを提供しているFX会社】
  • MT4に標準搭載されていないOANDA Japan独自のインジケーターを50本以上使えます。
  • ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF MT4) オリジナルインジケーターの他、著名なプロトレーダーが使っている定型チャート(複数のインジケーターやチャートの設定をまとめて保存したもの)を使えます。

EAを使えるかどうか(MT4から発注できるか)

GMO外貨※やJFXなど、MT4を使ってチャート分析はできるものの、MT4から発注ができないFX会社もあります。 EAを使った自動売買を検討しているのなら注意が必要です。発注できないFX会社のMT4を利用しても、取引はできません。

ただしMT4は、チャートだけでも非常に優れたツールです。自動売買などでなく、チャート分析にMT4を利用したいと考えているのならば、メタクオーツ社からオリジナルをダウンロードして使うよりも、情報配信など様々なメリットのあるFX会社で口座開設するのも一つの選択です。

※YJFX!は2021年9月27日より、ヤフー株式会社の子会社からGMOフィナンシャルホールディングスの子会社になり、GMO外貨となりました

取引通貨ペア数が多い

ご自身が取引したい通貨ペアがあるかどうかもFX会社選びの判断基準となるでしょう。

とはいえMT4が使えるFX会社の取引通貨ペアは、ドル円、ユーロドル、ポンド円といったトレーダーに人気のあるものは一通り揃っています。取引したいマイナーな通貨ペアがある場合のみ、その有無を確認しておきましょう。

最低取引単位が小さい

最小の取引単位が1000通貨なのか1万通貨なのかを確認しておきましょう。ご自身の売買ルールによっては、最低取引単位が1000通貨のFX会社を選んだ方がいい場合もあります

取引通貨量によって、必要な初期投資額が変わってきます。FXに用いる投資資金は、基本的には生活の余剰資金で始めましょう。

EAをはじめとする自動売買とFX取引の注意点

自動売買は元本や利益を保証するものではなく、裁量取引同様、相場変動等により損失が生じる場合があります。

特に自動売買は急な相場変動に対応できないケースがありますので注意が必要です。

また自動売買ソフトの中には高利回りを謳った、詐欺に該当する商品が市場に出回ることがあります。

自動売買ソフトご購入の際は十分に注意して購入するようにしてください。

またFX(外国為替証拠金取引)取引は、元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生ずる場合があります。

さらに、取引金額がその取引について預託すべき証拠金の額に比して大きいため、その損失の額が証拠金の額を上回ることがあります。

FXの仕組みやリスクを充分に理解した上で取引を始めてください。

MT4が使えるFX会社6社を徹底比較!

MT4で自動売買ができる代表的なFX会社をまとめました。初めてMT4を使う方であればこの中から選んでみましょう。

MT4が使えるFX会社一覧

MT4で自動売買ができる代表的なFX会社は以下の通りです。

FX会社の中には、取引ルールが異なる複数のMT4口座が用意されているケースがあるので注意しましょう

たとえばここで取り上げているOANDA Japanの場合、東京サーバーコース、ベーシックコース、プロコースという3つのMT4口座がありますが、ベーシックコースでは自動売買ができません。

    MT4が使えるFX会社(五十音順)

  • OANDA Japan(MT4)
  • 外為ファイネスト(MT4・ZERO)
  • ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF MT4)
  • FOREX EXCHANGE(俺のMT4)
  • FOREX.com(FOREX.com MT4)
  • 楽天FX(楽天MT4)
FX会社 スプレッド (ドル円) 取引通貨ペア数 最低取引単位 オリジナルEA&インジケーター 自動売買
OANDA Japan 0.3銭 ※原則固定・例外あり 28 10000通貨
外為ファイネスト
(MT4・ZERO)
0.5〜1.0銭 30 1000通貨 △ (インジケーター1つのみ)
ゴールデンウェイ・ジャパン
(FXTF MT4 1000通貨コース)
0.3銭
※原則固定・例外あり
29 1000通貨
FOREX EXCHANGE
(俺のMT4)
-(非開示) ※変動型 25 1000通貨 ◯ (「俺のEA」サービス利用で)
FOREX.com
(FOREX.com MT4)
0.8銭 ※例外あり 84 1000通貨
楽天FX
(楽天MT4)
0.5銭 ※例外あり 22 1000通貨

MT4が使えるFX会社はコレ!

FX記者歴10年の筆者が、MT4が使えるFX会社の中から4社を紹介します。

OANDA Japan

OANDA Japan
OANDA JAPANの公式サイトはこちら

OANDA Japanをおすすめしたい理由は2つあります。

1つ目は約定力、つまり表示されている価格通りに注文がどれだけ確定するかの高さです。どんなにスプレッドが狭いFX会社でも、約定力が高くないと思い通りの取引ができません。

そしてもう1つが超高速取引を実現可能にする取引環境です。OANDA Japanで、狭いスプレッドを提供している東京サーバーコースと、OANDA Japanが提携しているBeeksFXというVPSサービスの組み合わせは、MT4で自動売買をする取引環境において有力な選択肢です。

ちなみにVPSとは外部のレンタルサーバーのようなものです。自宅のパソコンを使ってMT4で自動売買を行う場合、パソコンは24時間電源を付けっ放しで常時インターネットに接続されている必要があります。

もしパソコンの電源が落ちてしまうと自動売買の稼働が止まり、新規エントリーはされず、相場が決済予定のレートに達しても決済注文がされずに保有中のポジションがそのままという事態に…。

そんな状況を避けるために、MT4で自動売買をするときは、契約したVPSサービスのサーバー上でMT4を動かすのが一般的です。

VPSには利用料がかかりますが、パソコンを常時稼働させる電気代もあるため、本腰を入れてMT4のEA運用をするなら検討しましょう。

外為ファイネスト

外為ファイネスト
外為ファイネストの公式サイトはこちら

裁量取引のみの方は聞き馴染みがないかもしれませんが、MT4の自動売買ユーザーから大きな支持を集めているのが外為ファイネストです

これまで筆者が取材してきたEA開発者の多くが、外為ファイネストの取引口座を持っていました。感想を聞くと「注文が約定するまでが速く、スリッページが少ない」とのこと。

スプレッドなどと違ってスリッページは数値で表せないので、その頻度や大きさが把握しにくいものです。

しかし1つのEAを複数のFX会社でテストするEA開発者の多くが「好印象」と口を揃えているので、信頼に値するといえそうです。 かく言う筆者も外為ファイネストでEAを運用しています。

ゴールデンウェイ・ジャパン

ゴールデンウェイ・ジャパン
ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)の公式サイトはこちら

国内FX会社として2008年8月の創業から口座開設数10万件を突破。多くの投資家が利用している実績が魅力です。

ドル円0.1銭のみならず、ユーロ円0.3銭、ユーロドル0.2pips、豪ドル円0.4銭、ポンド円0.6銭など(すべて原則固定・例外あり)、狭いスプレッド水準で取引できるのも嬉しいですね

また、MT4での自動売買に直接関係しませんが、ゴールデンウェイ・ジャパンが提供しているオリジナルインジケーターと定型チャート(複数のインジケーターとチャートの設定をまとめて保存したもの)の面白さにも注目です。

YEN蔵氏やマーフィー氏、陳満咲杜氏といった業界で有名な方々が監修しているので、プロのチャート分析を真似してトレードすることが可能です。

楽天FX

楽天FXの公式サイトはこちら

楽天FXは楽天証券が提供している金融サービスのひとつで、証券も含めた総口座数は400万口にのぼります。

楽天FXでは、投資情報やニュースの提供にも力を入れていて、投資に役立つ情報入手をサポートしています。ニュース配信では、トムソンロイター、FISCO、グローバルインフォが閲覧でき、複数の情報リソースから取引ができます。

取引で貯まるポイントは楽天スーパーポイントとして、楽天市場や楽天トラベルで使用することができます。楽天サービスを愛用しているユーザーには嬉しいサービスです。

この記事のまとめ

  • MT4は世界中のFXトレーダーが愛用しているFXソフトです
  • チャート分析はデモトレードを開設したら利用できますがEAを使った自動売買でリアルトレードをしたい場合は、MT4に対応している国内FX会社の口座が必要となります
  • MT4が使えるFX会社を選ぶ基準は、スプレッドの狭さ、スリッページの発生しにくさ・インジケーターの種類・MT4からの発注・取引通貨ペア数の豊富さ・最低取引単位の小ささの6つです
  • FX記者歴10年の筆者が選ぶのは、OANDA Japan、外為ファイネスト、ゴールデンウェイ・ジャパンです

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