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FXの通貨ペアの選び方と8種類の通貨ペアの特徴を解説

FXで取引できる通貨ペアには、値動きの大きさや取引のしやすさなどそれぞれ特徴があり、トレードスタイルによって向き不向きも変わります。

分単位で売買を繰り返すスキャルピングや、1日のうちに取引を終えるデイトレードといった短期売買では、取引回数が多くなることから、FXの取引コストにあたるスプレッド(通貨ペアの買値と売値の差)が狭い通貨ペアが向いています。

一方、スワップポイント(取引する2つの通貨の金利差から得られる利益)の積み重ねを狙う長期トレードでは、スワップポイントの高さとともに、発行国の政治・経済情勢の安定性や将来性も重要になります。

ここでは、押さえておきたい通貨ペアとその理由、取引する上で気をつけておきたい事項を解説します。

※記事内で紹介している通貨ペアの特徴について
昨今の世界情勢により、各国の政策金利や通貨価値は急激に変動しています。記事内で紹介している通貨ペアの特徴は、あくまでも記事作成時のものなのでご注意ください。今後、状況を見てできる限り記事内容の更新に努めてまいります。
FX会社の公式サイト等で最新データを確認いただけますようお願い致します。

通貨ペア①「米ドル/円」

  1. 通貨の取引量が多く、流動性が高い
  2. スプレッドが狭い
  3. 相場に影響する経済・政治的条件や出来事(ファンダメンタルズ)についての情報が得やすい

米ドル/円は、外国為替市場でユーロ/米ドルの次に取引量の多い通貨ペアです

日本のニュースでも「円高・円安」の話題として取り上げられるので、値動きの傾向や情報がつかみやすいのがメリット。

取引量が多いということは、売り買いしてくれる相手が多く存在するということであり、これを「流動性が高い」といいます。

流動性の高い通貨ペアはスプレッドが狭いため、スキャルピングやデイトレードなどの短期売買がしやすいのが特徴です

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米ドル/円は、輸出企業や輸入企業などの実需筋(外国との商取引のために為替取引を必要とする人たち)からも需要があり、ユーロ/円などのクロス円取引(ドル以外の外貨と円の通貨ペア)でも、一度米ドルに換えてから外貨と交換するため、取引量の多い通貨です。

また、東京時間午前9時55分の仲値(金融機関が顧客から依頼を受けて為替取引をする上での基準レート)公示前後は値動きが大きい、ニューヨーク市場の開く夜の時間帯は活発に動くなどの傾向があるため、チェックしておくとよいでしょう

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出典:セントラル短資FX

米ドル/円は、国内のニュースでも情報が多く入ってくるため、スイングトレードや長期トレードなど、相場の展望を読む必要のある中長期トレードも日本人にとってはやりやすいです

なお、米ドルは米国雇用統計や米国政策金利などの経済指標(ファンダメンタルズ)によって、急激に変動することがあります。

相場急変時は大きな利益を狙える反面、大きな損失を被る可能性もあるため、取引の際はこれらの予想値や発表日、要人発言等をチェックしておきましょう。

注意点として、米ドル/円はファンダメンタルズで動く傾向があるからこそ、ファンダメンタルズ要因が乏しい時期は、むしろトレンドレスになってトレードしにくい状況が生まれることも考えられます。

また、ファンダメンタルズに基づいて素直にトレードをしたからといって必ずしも勝てるわけではありません。

ファンダメンタルズの結果が良い(悪い)からといって、単純に米ドル/円が上昇(下降)するとは限らないからです。

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通貨ペア②「ユーロ/円」

  1. スプレッドが狭い
  2. 比較的ボラティリティが高い

ユーロ/円は、米ドル/円と同様、流動性の高い通貨ペアです。

実はユーロと円の直接取引はそれほど多くないため、FXでは「ユーロ/米ドル」の価格と「米ドル/円」の価格を掛け合わせた架空の通貨ペア(合成通貨)として取り扱われることが多いです。

例)ユーロ/米ドルが1.1000、米ドル/円が100.00の場合、1.1000×100.00=110.00ユーロ/円は110.00円になります。

ユーロ/円のように、米ドル以外の外国通貨と日本円を組み合わせた通貨ペアのことを「クロス円」と呼び、米ドル/円やユーロ/米ドルなど、米ドルと米国以外の外国通貨を組み合わせた通貨ペアのことを「ドルストレート」と呼びます。

ユーロ/円の値動きは、ユーロ、ドル、円の3種類の通貨のうち、ユーロか円に買いまたは売りが集中したとき大きくなります。

たとえば、「ユーロ/米ドル」と「米ドル/円」がいずれも上昇、すなわちユーロが最も買われ、ドルも円よりは買われ、円が売られているとき、ユーロ/円の相場はさらに上昇します。

一方、「ユーロ/米ドル」と「米ドル/円」が逆方向の動きをしているとき、すなわちユーロと円がそれぞれ買われ、ドルが売られているときは、ユーロ/円は横ばいになりやすいと考えることができます。

そのため、売買のチャンスを狙う時は「ユーロ/米ドル」と「米ドル/円」の動きを見比べて考えることが必要です

またユーロ/円は、欧州中央銀行(ECB)がゼロ金利政策をとっているため、買いポジションを保有した場合のスワップポイントがマイナスになるFX会社があるので注意しましょう。

このような特徴からも、ユーロ/円は、スキャルピングやデイトレードなど、一日を超えない短期売買に向いています。

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通貨ペア③「メキシコペソ/円」

  1. スワップポイントが高い新興国通貨
  2. 高金利通貨の中では比較的、経済・政治情勢が安定している

メキシコペソ/円は、スワップポイントが高く、高金利通貨の中では為替相場や政治・経済情勢が安定しています

スワップポイントの高い通貨ペアは対新興国で多く、メキシコペソ円(MXN/JPY)のほか、トルコリラ円(TRY/JPY)、南アフリカランド円(ZAR/JPY)などがあります。

ただこの中には、政治・経済的リスクを抱えており円高に振れやすい国もあるため、スワップポイントの高さだけで取引する通貨ペアを選ぶのは、不安が残ります。

メキシコペソのスワップポイント比較!高金利通貨の魅力と注意点を解説

近年ではアメリカ・メキシコ・カナダの自由貿易協定(USMCA)の批准も進み、メキシコペソ上昇への好材料となっています。

出典:Jfxボラティリティ表2020年3月2日~3月8日

その他の要注目な通貨ペアについて

上記で挙げた3つ以外にも、注目すべき通貨ペアは存在します。ここでは押さえておきたい5種類の通貨ペアに関しても簡単に解説しましょう。

豪ドル/円

  1. 米ドル/円やユーロ/円に比べスプレッドは若干広い
  2. 資源価格や中国経済の影響を受けやすい

豪ドルはかつて高金利通貨として知られていましたが、徐々に政策金利が下がっていき、今やスワップポイント狙いの取引は難しいでしょう。

とはいえ、世界有数の資源大国である豪州は経済面や政治面の不安要素が比較的少なく、豪ドル/円は依然として人気を集めています。

豪州は中国経済との結びつきが強いという特徴があり、中国の経済指標が良ければプラス材料に、反対に悪ければマイナス材料になる傾向があります

ポンド/円

  1. ボラティリティが高い
  2. スプレッドは広め

ポンド円はボラティリティが高いことで有名な通貨ペアです。

ポンドは、米ドルやユーロに比べ流通量が少ないため投機の対象になりやすく、値動きが激しくなりやすいことから、初心者の方が扱うには難しい通貨と言えます

ポンド円の価格推移に最も影響を与える要因はブレグジット問題で、これがスムーズに進むかどうかが、今後の値動きを占う上でのポイントになります。

トルコリラ/円

  1. 高金利通貨の中でスワップポイントが最も高い
  2. 米ドルやユーロなどに比べて流動性が低い

トルコリラ/円の最大の魅力は、スワップポイントの高さです。

スワップポイント狙いの長期トレードに向いている通貨ペアといえますが、トルコリラは主要通貨に比べて流動性が低く、激しい値動きとなりやすいので注意が必要です

近年のトルコリラ/円は、政治的・地政学的リスクや不透明な金融政策が重石となり、下降傾向にあります。

南アフリカランド/円

  1. スワップポイントが高め
  2. 資源価格の影響を受けやすい

メキシコペソ、トルコリラと並び、人気のある高金利通貨です。

南アフリカランドを保有することで得られるスワップポイントは、他の通貨ペアと比較して高くなっています。

価格が安いのも魅力の一つで、他の高金利通貨と比べても少ない資金で取引を始めることが可能です。

また、南アフリカランド/円は、南アフリカが金やプラチナ、ダイヤモンドといった鉱物資源に恵まれていることから、それら資源価格の影響を受けやすいという特徴もあります

スイスフラン円

  1. スプレッドが広い
  2. 値動きが比較的緩やかで安定している

共にマイナス金利を導入し、安全通貨とされているスイスフランと円を組み合わせた通貨ペアです。

スイスフランと円は、金融危機や地政学的リスクなどの有事の際にどちらも買われやすい傾向があり、他の通貨ペアと比較すると値動きは緩やかです。

他の通貨ペアに比べてスプレッドが広いため、短期トレードには向いていません。

記事のまとめ

  • 為替差益を狙う短期・中期トレードでは、取引量が多い・スプレッドが狭い・発行国に関する情報量が得やすい米ドル/円やユーロ/円が日本人にとって比較的取引しやすい
  • ユーロ/円など米ドルを含まない通貨ペアを取引する際は、媒介となる基軸通貨ドルの相場もチェックする
  • スワップポイントを狙う長期トレードの場合は、スワップポイントの高さだけでなく、当面の為替相場の暴騰・暴落のリスクも考慮する

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