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2019.08.30更新

FX勉強

【取引を終えるタイミングがわからない】FXの決済・利確の5つの判断方法を解説

「決済のタイミングがよくわからない・・・」
FXトレードでは、成行決済と指値・ストップ決済という2種類の決済方法についての知識が必須です。

この記事では、決済のタイミングを逃さないように、利確・損切りのタイミングと判断方法を解説していきます。

記事のまとめ
  • 利確や決済のタイミングの判断材料になるものは値幅・チャート上のポイント・インジケーター(テクニカル指標)・利確と損切の比率・利益目標からの逆算の5つあります
  • 「決済」=ポジションを清算すること、利益を確定させること
  • 「利確(利益確定)」=利益を確定させる決済
  • 「損切り」=損失を確定させる決済

利確とは?損切りとは?

FXにおいて決済とは、持っているポジションの反対売買をして、為替リスクをなくす行為のことです。

決済には、利益が出ている時の「利確(利益確定)」と損失が出ている時の「損切り」という二種類があります

利確・損切りと決済という言葉は、厳密に言えば同じではありません。しかし、FX取引では持っているポジションをクローズすること(反対売買をしてポジションをなくすこと)を「利確・損切り」と呼ぶことが多々あります。

  • 「利確」の具体例
fx 利確

「利確(利益確定)」とは、自分が行っているトレードで、現在までに出ている利益を確定させる決済をいいます

仮に、ドル円のレートが110.00で、10万ドル分の買いポジションを持っているとします。その場合、ドル円が買った水準(110.00)よりも上昇すると考えて、ポジションを持ったはずです。その思惑通りに、ドル円が111.00に上昇したとします。

その場合は、持っているドル円の買いポジションを清算するために、111.00でドル円を10万ドル売ります。ドルに関しては、10万ドル買って、10万ドル売ったのでドルの残高は差し引きゼロです。

しかし、このケースでは買った価格は110.00で、売った価格は111.00ですから、円の資金が残ります。計算すると、以下の通りです。

(111.00-110.00)×100,000=100,000(円)

つまり、円に関しては、100,000円の残高があります。この100,000円の残高が利益です。

  • 「損切り」の具体例
fx 損切り

「損切り」とは、損失を確定させる決済のことを言います

例えばドル円のレートが111.00で、10万ドルの買いポジションを持ったとします。しかしドル円が110.00に下落してしまいました。その時に、これ以上の損失を避けるために持っているドル円の買いポジションを清算するとします。

つまり、110.00でドル円を10万ドル売ります。この場合でも、ポジションを清算することは決済といいます。ドルに関しては、10万ドル買って、10万ドル売ったのですから、ドルの残高は差し引きゼロです。

しかし、このケースでは買った価格は111.00で、売った価格は110.00ですから、円の資金はマイナスになります。つまり、円を支払うことになります。

計算すると、以下の通りです。

(110.00-111.00)×100,000=△100,000(円)

つまり、円に関しては100,000円になり、この不足した額100,000円(100,000円の残高)は、損失になります。

利確・損切りのタイミングを判断する3つの方法

FXトレードで大事なことは、決済について自分なりのルールを決めておくことです。決済というのは、利確と損切りを決断することなので、どちらの場合であっても精神的な負荷がかかります。

なぜ自分なりのルールが必要かというと、「もう少し利益が出るかもしれない」「もう少し我慢すればマイナスを取り戻せるかもしれない」と期待しながらズルズルと決済を先延ばしにして、結果的にマイナスになってしまう可能性が高いからです。

人間は誰でも欲がありますから、欲につられて決済を引き延ばす傾向があります。例え自分なりに決済ルールを決めておいても、それを守れないことも多いのです。FXトレードにおいて、ルールに従って決済を実行することは非常に重要なことなのです

では、どのように自分なりの決済ルールを決めれば良いのでしょうか。

そのためには利確するタイミングと損切りをするタイミングを知ることです。利確と損切りのタイミングを判断するには3つの方法があるので、具体的に紹介します。

【利確と損切りのタイミングを判断する3つの方法】
  • あらかじめ値幅を決めておく
  • 通貨ペア別の区切りポイントで決済
  • インジケーター(テクニカル指標)で指定する

あらかじめ値幅を決めておく

FXでは為替差益を狙うことで利益が得られます。

例えば1ドル100円で買ったものを107円で売れば7円の利益(為替差益)になりますが、この価格の変動幅は通貨ペアによって異なります。

価格の変動率をボラティリティといい、ボラティリティが高い通貨ペアの方が為替差益が大きく、利益が期待できます

FXで利益を上げるためには、ある程度ボラティリティを知っておく必要があります。過去のチャートを見ればわかりますが、FX会社によってはボラティリティ表を公開しているところがありますので、それを参考にするという方法もおすすめです。

参考までに、2019年8月7日のボラティリティが高い通貨ペアと、代表的な通貨ペアのボラティリティを紹介しておきます。

通貨ペア 営業日 開始レート 終了レート ボラティリティ
ユーロ/NZドル 2019/08/07 1.71580 1.73740 7394.3 pips
英ポンド/豪ドル 1.79947 1.79529 7063.5 pips
英ポンド/円 129.503 129.054 5153.4 pips
ユーロ/円 119.201 119.012 3653.9 pips
米ドル/円 106.426 106.269 3652.5 pips

                 

(ヒロセ通商のボラティリティ表を参考)

一般的な通貨ペアである米ドル/円(ドル円)で利確と損切りのタイミングについて説明します。

この表では開始レートは106.426となっており、終了レートは106.269となっていますね。トレードを開始する時に、あらかじめ利確と損切りの値幅を決めておくのがポイントです

例えば50銭の利益が出たら利確すると決めておきます。106.426を106.926で売れば50銭の為替差益になるので、価格が106.926になったら利確(決済)します。

損切りの場合も、あらかじめ値幅を決めておきます。

例えば20銭まで含み損が大きくなったら損切りすると決めておきます。106.426でスタートして106.226になったら20銭の損失ですね。その価格になったら思い切って損切り(決済)をします。

このように取引する通貨ペアに応じて、あらかじめ利確と損切りの値幅を決めておき、その価格になったら決済するというルールを守ることが重要です。

先ほどの例で、もう少し利益を伸ばせるだろうと思って106.926で利確しなかった場合には、その日の最終レートは106.269なのでせっかくの利益を失ってしまうことになります。

固定値幅で損切りするときの注意点

利益が出ているときはいいのですが、難しいのは損切りです。損するのを承知で決済するのですから決断力が必要とされます。その中でも1日のボラティリティーから決める固定値幅という考え方は、損切りしやすい方法の1つです

ただし、固定値幅の数値が小さいと損失のリスクが大きくなります。

例えば5銭で損切りすると決めた場合に、6銭で利益が出る方向へ数値が反発してしまうこともしばしばあります。固定値幅が小さいと値動きの変動に振り回されて、せっかくの利益のチャンスを逃してしまうことになりかねません

固定値幅を決めるときは過去のチャートを検証したり、ライントレード(水平ラインを自分で引く)のテクニカル分析を用いると良いでしょう。

通貨ペア別の区切りポイントで決済

通貨ペアによってボラティリティが変わると説明しましたが、利確や損切りの決済ポイントを決めるときには、通貨ペアごとに、過去の最高値や最低値を把握しておくと1つの目安になるでしょう

テクニカル分析というチャート分析方法から、過去数ヶ月の最高値や最低値などは、その通貨ペアの一つの区切りになっていることがあります。

チャートから売買されやすいポイントを見極める分析方法は少し難易度が高いですが、多くの人が売買を狙っているポイントが分かれば注文や決済の区切りポイントになります。

インジケーター(テクニカル指標)で指定する

インジケーター(テクニカル指標)を使って、利確・損切りのタイミングを決める方法です

例えば「一目均衡表」というインジケーターを使った場合ならば、「一目均衡表」の「雲」の手前で、「利確」を行うという方法です。

他のインジケーターの例では、ボリンジャーバンドを使った場合に、1次標準偏差、1σのところで利確を行うといった方法があります。

この方法は、それぞれのインジケーターに関する知識が必要になります。

FXトレードにおける2種類の決済方法を説明

FXトレードを初めて行うときは、成行決済と指値・ストップ決済という2種類の決済方法について知っておく必要があります。先ほど説明したタイミングで決済を行うためにも複数の注文方法を把握しておきましょう。

全てはその時の判断!成功決済FXで決済タイミングは自分で決める

成行注文(決済)というのは、FXトレードの基本的な注文方法です。取引画面でチャートの値動きを見ながら、買ったり売ったりします。

例えばドル円の場合、現在のレートが100円だとします。為替は常に変動していますから、数分後101円になったとします。すぐに下がると思ったら101円で売り、思った通りに100円に下がったら買うのです。この為替差益の1円が利益になります。このようにチャートの値動きを見ながら、トレードする方法を成行注文(決済)といいます

短期的に売買を繰り返すスキャルピングなどの方法では、成行注文が基本的な注文方法になります。その他にも、重要な経済指標発表前などに現在のトレードをクローズしようと考えた場合には、成行注文で決済すると良いでしょう。

事前に決済ポイントを読み切れ!指値・ストップ注文をセット

会社員として働いている場合、一日中取引画面を見ていることは不可能ですよね。そのような方におすすめの方法として、指値(決済)注文・ストップ(決済)注文があります。

指値注文というのは、現在のレートよりも有利なレートを指定して注文を出す方法です。

例えば、出勤前に利益を確定させるレートを指定して指値注文を出しておきます。そうすることで昼間に仕事をしていても、その指定価格に達したら自動的に約定して利益が確定されるのです。

ストップ注文(逆指値注文)は、現在のレートより不利なレートを指定して注文を出す方法です。仕事中にレートが予想とは反対の動きをした場合、それに気づけなかったら損失が拡大してしまいます。しかしストップ注文を設定することで損失を当初想定していた金額に抑えられます

どんなことに注意すれば良い?利確・損切りの心得

利確、損切りの注意ポイントを紹介します。

「利確」は甘く、「損切り」は厳しく

利確・損切りの基本は「利確」は甘く、「損切り」は厳しくです。

そもそも利確とは「利益を確定させる取引」をいいます。逆に損切りとは損失をできるだけ抑えるために「損失を確定させる取引」のことを指します。

人間は欲があるので、利益が出ている間はさらに利益を得ようとします。反対に、損失が出ている場合は、それを認めたくないという感情に支配されてしまいます。

そのために自分なりのルールを決めておくことは重要ですが、ルール通りに決済できないこともあります。自分で決済タイミングを決めるためには、利益が伸びる可能性を追いかけ続けないことや、損失を潔く認めることが重要です。そこには精神的な負荷が大きいため、「利確」は甘く、「損切り」は厳しくと言われているのです。

「利確」はむやみに行わない!

「利確は甘く」とはいうものの、最初に設定した利益目標まで待つことも重要です。

先ほどの説明は、あくまで自分が成行注文で決済の意思決定を行う場合に限られます。基本的には、自分のルールで決めた利確目標、損切り目標までは待ったうえで、トレードの結果を考察するようにしましょう

自分のトレード結果が利確で終わっても、損切りで終わっても、しっかりとなぜそういう結果になったのかを分析することで、次のトレードに活かしましょう。

記事のまとめ
  • 利確と損切りのタイミングは「値幅を決めておく」「通貨ペア別の区切りポイントで決済」「インジケーター(テクニカル指標)で指定する」の3つの方法で判断しましょう
  • FXトレードで大事なことは、決済についての自分なりのルールを決めておきましょう
  • 利確・損切りの基本は「利確」は甘く、「損切り」は厳しくがポイントです
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