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インフレターゲットいんふれたーげっと

英語で書くとInflation Targeting(インフレーション・ターゲティング)。インフレを抑えるため、中央銀行が目標を設定する金融政策。インフレ率に向かう数年間の数値目標を設定し、その目標に向かって政策を運用していくことになる。

世界史上、最初にインフレターゲットを設定したのはスウェーデンだといわれている(1931年)。その後、ニュージーランド、イギリス、カナダ、オーストラリア、ブラジル、韓国、メキシコなどでも行われるようになり、現在では珍しい金融政策というわけではなくなった。ただし、インフレターゲットはあくまで目標数値であり、達成するのが義務ではない。

日本では、長引くデフレの対策として、2013年に物価安定目標を2%に定めるインフレターゲットが導入された。しかし、インフレターゲットはそもそもインフレを抑えるためのもので、デフレ対策としてインフレターゲットを導入するのは世界初の試みでもあり、識者の間で、その是非をめぐってさまざまな議論が繰り広げられた。結局、景気を回復させるために軽いインフレを起こすという意味合いで実行されることになったが、ほぼ7年たった2019年末現在になっても、物価安定目標2%には達していない。

2国間のインフレ率の比で為替レートが決定されるという「購買力平価」という考え方があり、各国のインフレターゲットが為替相場に影響を与えることもある。

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