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ソロスチャートそろすちゃーと

二国間のマネタリーベース(資金供給量)を比較したチャートで、有名な投資家ジョージ・ソロスが考案した。為替相場はマネタリーベースと相関性があることを前提にしており、ソロスチャートでは資金供給量が多いと、その国の通貨は安くなり、供給量が少ないと高くなるとされる。基本的には、アメリカドルと日本円のチャートとなり、日米の中央銀行によつ通貨供給量を比較したものになっている。

ソロスチャートは、日米のマネタリーベースの比率を「日本÷アメリカ」で求めている。数値が大きければ、日本の方がマネタリーベースを増やしていることを表しており、数値が小さければ、アメリカがマネタリーベースを増やしていることを示している。

ソロスチャートとドル/円チャートを比較すればわかるが、必ずしも両者の動きが一致しているわけではない。これは、為替相場を是正する目的で、中央銀行がベースマネー比率を変えることがあるから。つまり、円高を食い止めるために、日銀が直接介入するなどの行為である。この場合、原因と結果が逆転しており、そのためソロスチャートと為替チャートは乖離することになる。

2013年に日銀の異次元緩和により、日本のマネタリーベースが増え、ソロスチャートは一気に上へ振れたが、なかなか円安へは進まなかった。そのためソロスチャートの有効性に疑念がもたれたこともあったが、両者の乖離は徐々に埋まってきている。グローバル化が進んだことで、もはや一国の思惑で相場を動かすことが難しくなっているのかもしれない。

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