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オイルマネーおいるまねー

産油国が石油を輸出して得る、ドル外貨のこと。そのため、オイル・ダラーとも呼ばれる。英語では、Petroieum(石油)とDollar(ドル)を合成して、Petrodollarという。サウジアラビアやUAE、クウェートなどのOPEC(石油輸出国機構)加盟国を意味することがほとんどである。

1974年、アメリカとサウジアラビアの間でワシントン・リヤド密約が結ばれ、サウジアラビアからの石油輸出が可能になり、大量のドルが動くことになった。当初は、サウジアラビア国内で使われていたが、余剰金が発生するまでドルが集まってくるようになると、国際金融市場に資金を流すようになり、金融市場でオイルマネーの存在感は増していった。

しかし、1980年代になって商品先物市場が充実するにつれ、原油の価格決定における産油国の影響力も低下し、かつてほどのインパクトはなくなった。

とはいえ、サブプライムローン問題による金融危機の際には、自己資本が不足したアメリカの金融大手に出資するなど、存在感を喪失したわけではない。現在はアメリカ市場での投資を縮小させ、アフリカやアジアなどのインストラクチャーなどに向かっているともいわれるが、産油国の国際投資状況が公開されないので、その実体は見えにくい。IMFが、UAEなどの政府系投資ファンドの保有額を公表することもあるが、あくまで推測にすぎない。いつどこでオイルマネーが炸裂するか、予測するのは極めて困難なのである。

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